①GIHITO~ギヒト~

ジョセフ武園

プロット

〇参考作品~『クロサギ』著:夏原武・黒丸

~~~~~~『賭ケグルイ』著:尚村透・河村ほむら

~~~~~~『嘘喰い』著:迫稔雄


〇世界観・現代日本を中心に前後5~10年を参考


〇主要キャラクター

・吉村義人(欺人)よしむらよしひと・ギヒト

年齢18~20代、容姿は度々変化して、冴えない大学生から、一流企業の敏腕営業までなりきる事が可能。女性を嵌める際には、その好みに合わせた姿への変貌も行う為、本当の顏を知る者はほぼいない

主に吉村義人という偽名で活動をしているが、場合や時期によって別名を用いる場合もある(義人という下の名だけは共通する)

 知識量と演技力、更には胆力が凄まじく半グレから凶悪犯罪者を前にしても欺く事に一切の動揺を見せない。

 身体能力に至っては特筆する高さは無いが精神力で限界を超えても身体を動かし続けるなど、常人離れしている

医学、心理学、経済学は専門家を以てして違和感を見つけられない程の知識を要する。

警戒心もかなり強く、自身を『ギヒト』と呼び追い続ける青鷹の動向は全て把握している。

「ぼ、僕を騙したんですか⁉ お、お金。僕のお金を返して下さい‼ 」

「いつまでも自分がその丘の頂上に立っていると――錯覚しているのは、既に何者かによってそこから突き落とされ、落下している貴様の白昼夢なんだよ」


・青鷹楊あおたかよう

年齢29歳、H県警捜査二課刑事。長身筋肉型のプロスポーツ選手と見間違うような黒髪の好青年。既婚。24歳の妻と4歳の娘を持つ父親。

 警察学校時代に両親が詐欺事件にかかり、警察のもどかしい捜査に怒りを覚え、自身で犯人を特定し居場所迄突き止めてしまう。

 しかし、そこにはもうギヒトによって全てを奪われた犯人しかおらず結局両親が騙された金を取り戻す事は出来なかった。

 以降この犯人から全てを奪った者を「欺く人」として「ギヒト」と名付け、独自に捜査を行う事となる。

 彼に犯罪者としての怒りと共に、その鮮やかな詐欺力に魅了されている様子もうかがえるが

 彼を追うのは「捜査二課最大の相手」と認識しているからである。

「間違いない――ギヒトだ。あの野郎現れやがった‼ 」

「ギヒトーーー‼ 何故だ‼ 何故お前は悪をも欺く‼ 犯罪者なのに何故悪に徹しないんだ‼ 」


〇物語構成

第1章~主にギヒトの強さを見せる様に、相手は大学生を標的にしたギャンブル詐欺の半グレ集団のリーダー、倉埼(本名、黒佐木)最終的に現場は警察に踏み込まれ黒佐木は逮捕。この時青鷹も現場に来てギヒトの事が読者にも明かされて章が終る。作品のチュートリアル的な構成を考えて大体1万文字以内に収めたい。お試し本文はここを抜粋予定。


第2章~青鷹の視点からギヒトを追う形でギヒトのバックボーンが語られて青鷹の過去も明かされる。

 そんな中、黒佐木の調査でその背後に大きな組織の影を青鷹は掴む事になり捜査を続けようとするが、新たな詐欺事件が発生。青鷹が捜査を進める中で彼はその事件にもギヒトの影を感じる。登場人物両者の紹介、そして第1章が大きな組織が関わる大事件の幕開けだった事を匂わせる。大体3万文字想定


第3章~2章の事件から、大規模詐欺組織には市議会議員や警察も絡んでいる事を突き止めた青鷹は同時にギヒトが狙うのがその彼等だと言う事に気付く。

更に情報を集めていた青鷹だったが、それが警察内で知られてしまい捜査二課を外されてしまいそうになり、無念ながら一旦は手を引く。

が、ギヒトから接触があり彼に協力を頼まれ、水面下でギヒトに情報を渡しながら自身も捜査を進めていく。しかし、それもバレて逆にギヒトもろとも組織に拉致されてしまう。3万文字想定。


第4章~拉致された場所で遂に大規模詐欺組織の幹部、H県知事水垣が姿を見せる。ギヒトと青鷹の2人は完全に絶体絶命となるが、2人は自分達が消されるとここまで捜査した情報がマスコミを通して全国へ流れる様に細工をしていた。

 それが決め手となり水垣は2人に交渉を始める。

それに驚く提案をしたのはギヒトだった。

それはギャンブル勝負をしてもし水垣が自分に勝てば、その証拠も渡し、更にはそれを知る自分の命を捧げその犯人として青鷹を逮捕する事を許すというものだった。

ただし、勝負に賭ける金額はその組織の全資金の8割に匹敵するもの。

敗北すれば水垣も組織も終わる。

 そんな中、文字通り互いの命を賭けた壮絶なギャンブル勝負が始まった。3万文字想定


Ep~H県署長まで関わっていた事が判明し、警察組織は「あくまで個人的な関りで警察組織とは無関係」として青鷹に一切の事件詳細を口止めする事を条件に捜査二課への復帰を許した。

ギヒトは騒動の混乱に乗じてその場から姿を消しており、青鷹は彼を追い続け何故彼が人を欺くのかを彼本人から聞き、そして警察として彼を逮捕する事を強く誓うのだった。~5000文字程度想定。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

①GIHITO~ギヒト~ ジョセフ武園 @joseph-takezono

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ