第14話

「なるほどね、またバンドをするからメンバーになって欲しいって事か?」

「改めて宜しく!」

「おう、最高のバンドにしようぜ!」

そう言って、手を差し出してきたので握手をした。

それから、バイトの時間になったので別れた。

家に帰り、俺はスマホを取り出して、ある人物に電話をかけた。

「バンド結成したよ」

「おめでとう!」

とても喜んでくれた。

それから、俺は

明日会う約束をして、電話を切った。


***

翌日、俺達は喫茶店で待ち合わせた。

「元気にしてた?」

「今はテンション高いよ」

「それは良かった」

「今日はどんな用事?」

「とりあえず、これを見て」

スマホの画面を見せると、そこには『ACT』の文字が映し出されていた。

「バンド名決まった」

「他のメンバーはどんなひとなの?」

「それはライブに来た時に判断してよ」

そう言って、俺は立ち上がった。

これからが本当のスタートだ。

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春の音 遠藤 円 @koneko0417

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