第51話
ロックスライムから放たれた魔法は三十センチくらいの石を飛ばして攻撃する魔法だった
ロックスライムから放たれた魔法と同じ様な魔法を瞬時に放たれてきた石に向かいこちらからも魔法を使用して放つ
ロックスライムが放った魔法よりも早く進むアルの魔法はロックスライムとアルとの中間地点でぶつかり合いロックスライムの魔法を音を立て砕くとそのままダンジョンの壁にぶつかった
『今度はこれを食らうです!』
魔法を放つ為に動きを止めたロックスライムにツノに闘気を溜めてツノと同じ形の闘気をユキがロックスライムに放った
ユキが放った闘気弾はドリルの様に回転しながらロックスライムに向かって進んでいくとロックスライムの硬いのに柔らかな粘体の身体を削っていくとロックスライムのコアを貫通して破壊した。コアを壊されたロックスライムは身体の維持が出来ずドロっと溶けていった
『倒したのです!!』
ロックスライムを倒して身体を動かして喜んでいるユキの隣で俺とシェーレは先ほどのロックスライムについて話していく
「ロックスライムはスライムと同じで打撃に強いんだな」
『それにスライムと違ってロックスライムは斬撃系にも強い可能性がありますよ』
「ユキが蹴って硬いって言っていたもんな」
シェーレと話していると喜んでいたユキが倒したロックスライムに近づいて魔石と何かを持ってこちらに来る
『アル、持って来たです!』
「ありがとう。ユキ」
ユキから渡された魔石を仕舞うともう一つの渡された物を確認すると資料に載っていたロックスライムの皮だろうそれも収納空間に仕舞うと二階の探索に戻った
二階に現れるコボルトソルジャーもロックスライムも闘気や魔力を使用してくるがそれほど苦戦する事はなかった
複数で現れたロックスライムも突きなどの貫通力がある攻撃をしていく事で容易く倒せるので魔法に気を付けたが簡単に倒す事が出来るモンスターに変わった
二階を回って行ってもやはり宝箱を見つける事が出来ずに三階に向かう
三階には新しいモンスターが増える事はなかったが危険な罠が現れ始めた
一、二階では罠があったが木の矢が飛んできたり頭上から沢山の小さな石が降ってくる罠が資料にはあったが魔法で罠を感知して罠を壊したり回避していた
三階の罠からは周囲のモンスターを呼び寄せたり爆発する罠や闘気や魔力を消耗させる罠が現れる様になるのが資料で調べた結果だ
それをユキとシェーレに教えて三階の広場から通路に向かっていく
通路を進んで探索して現れたモンスターとの戦闘が数回あり通路から小部屋に入るとコボルトソルジャーとロックスライムに襲われた
コボルトソルジャーは二匹、ロックスライムが三匹で襲いかかってくる
コボルトソルジャー二匹とロックスライム一匹は闘気を放出してこちらに突撃して残りのロックスライムからは魔力を高めて魔法を発動する準備を始めていくのが分かった
「魔法で攻撃する!その後はロックスライムの魔法は俺に任せてくれ!」
『わかったです!こっちにくる奴は任せるです!』
『あるじ様には近づけさせません!』
ユキとシェーレの二人が前衛に出て闘気と魔力を纏う
アルはモンスターたち全体に魔法で攻撃する。風の刃の突風を向かってくるコボルトソルジャーたちとロックスライムのその後ろで魔法を使用しようとしているロックスライムたちに放っていく
突然の突風で足を止めたコボルトソルジャーたちとロックスライムたちは風の刃で切り裂かれいくがロックスライムたちには効果がいまひとつの様でそこまでのダメージを与えることが出来なかったがコボルトソルジャーには放出していた闘気も切り裂いてそこそこのダメージを与えた
アルが風の魔法の使用が終わった時ユキとシェーレが向かってきていたモンスターに攻撃を仕掛けた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます