第50話
シェーレの水魔法で水に濡れているコボルトソルジャーたちに雷魔法を使用して感電させる為に九つの自動追尾する雷撃を放った
放たれた九つの雷撃は真っ直ぐに飛んでいく。飛んできた雷撃に体勢を崩しているコボルトソルジャーは回避を試みようとするが追尾してくる雷撃により三匹に三つずつ雷撃が当たる
雷撃がコボルトソルジャーたちに当たるとバリバリという音とコボルトソルジャーたちの痛みで叫ぶ声がダンジョン内に響き渡る
黒焦げで毛や肉が焼けた臭いを放っているがまだコボルトソルジャーたちは生きていた
「闘気を放出していたからまだ生きているな。ユキ、シェーレ。コボルトソルジャーにトドメを刺すぞ」
『私が倒してくるです!!』
何もしていないからかユキが率先して瀕死のコボルトソルジャーたちを倒していった
「中級ダンジョンでも問題は無さそうだな。先を進むぞ」
『わかったです!』
『分かりました』
倒れたコボルトソルジャーに触れると砂のようになって形が崩れていきそこには魔石だけが残った
「資料にあった通りダンジョンのモンスターは倒すと魔石とドロップアイテムになるんだな。ユキ、シェーレ。倒した残りのコボルトソルジャーを調べてみてくれ」
残りの二匹のコボルトソルジャーを二人に頼んで魔石以外のドロップアイテムが無いかを確認していく
「このコボルトソルジャーは魔石だけか」
『あるじ様、こちらも魔石だけでした』
『アル、魔石です!』
二人から魔石を受け取って収納空間に仕舞うとダンジョン探索に戻る
資料室の中級ダンジョン地図に載っていた中級ダンジョンの一階を回っていく。人気のない様な場所まで回ってみたが宝箱を見つけることが出来なかったがコボルトソルジャーのドロップアイテムであるコボルトソルジャーの装備していた武器や毛皮や牙がドロップした
一階を周り終わると二階に向かう為にダンジョンに入った時と同じ門を目指して進んでいく
二階に行ける門の場所に着いて門を確認すると門の上には二階と書かれていた
「こっちも資料と同じ通りだな。二階に進むぞ」
『二階にはどんなモンスターに会えるです?』
『二階でも大丈夫ですよ。あるじ様』
門を潜り抜けて二階の広場に着くと通路に向かう
確か資料だと二階にはコボルトソルジャーとロックスライムみたいだな。ロックスライムも石の様に硬く擬態が出来るみたいだけどこのダンジョンでは擬態しても意味は無いだろうな
『通路に大きな石があるです!』
『本当ですね。しかもあの石から魔力を感じます』
「あれは敵だ!ロックスライムって言う石に擬態するスライム系のモンスターだ!」
二人にロックスライムの事を伝えるとユキとシェーレは攻撃体制に入り魔力や闘気を放出して身体に纏っていく
『行くです!…………柔らかくて硬いです!』
闘気を纏ったユキが跳躍してダンジョンの壁を蹴って加速していくとロックスライムに向かって蹴りを入れる
ユキの攻撃の前に魔力を放出していたロックスライムは身体をより硬くしてユキの蹴りの威力を下がるが蹴り飛ばされてしまい壁にぶつかって大きな音を立てている
『あいつめちゃくちゃ硬かったです!』
ロックスライムを蹴った足を痛そうにしながらユキが言うので回復魔法を使い痛みを取りながら治していく
『次は私です!私の攻撃を食らいなさい!』
ユキを回復していると次はシェーレから放たれたハサミから放たれた水属性の衝撃波がロックスライムを襲う
ロックスライムは壁にぶつかり動きが鈍くなっていてシェーレの水の衝撃波が直撃したが致命傷にはなっていないのかまだ生きていた
『私の魔法と合わせた衝撃波でも倒せませんか』
シェーレはよっぽど先ほどの技に自信があったのか悔しそうにそう言った
ユキの回復が終わり俺も攻撃しようとした時にロックスライムの魔力が高まり魔法を放たれた
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