第43話

 朝になり起きると身体中が昨日のクリスタルウォータースネークとの戦闘の疲れや疲労がまだ残っている様だ


 まだ朝食の時間には早いので昨日は疲れていてしていなかったユキのブラッシングやシェーレの甲殻を拭いてあげたりして朝の時間を過ごしていく


 「そう言えばユキとシェーレはクリスタルキングクラブの水晶片を食べたいとか思わないのか?あれで進化が出来るみたいだし」


 『私はいらないのです!!』


 『私は欲しいですが今はまだ必要ではありません。今あの水晶を使えばあのクリスタルウォータースネークの様に暴走すると思いますので』


 「暴走するのならあげられないな」


 クリスタルキングクラブの水晶片はシェーレが進化する時に使える様だからマジックアイテムにするのとは分けて置かないといけないな


 昨日し忘れた事が終わるとまだ朝食までの時間があるので昨日の反省会で出た使用できる魔法の数と練度をあげる練習を始める


 クリスタルウォータースネークに弱体化の魔法や自身や味方を強化する魔法を使える様に練習を朝食の時間が来るまで始めた


 朝食を食べ終わり宿屋を後にすると冒険者カードの等級を銅級にしてもらう為に冒険者ギルドに向かう


 冒険者ギルドに着くと冒険者ギルドの中は朝早くで混雑していた


 時間がかかりそうなので資料室に向かい資料を読んで人が少なくなるのを待つ事にした。資料を読み終わり受け付けに向かうと人も少なくなっていた


 「本日はどの様なご用件でしょうか」


 「昨日、冒険者ギルドで銅級に冒険者ギルドカードを出来るとの話だったので更新して貰いにきました」


 「冒険者ギルドカードを見せて貰ってもいいでしょうか?」


 冒険者ギルドカードを受け付けの職員の女性に渡すと受付嬢はギルドカードを確認している


 「アル様ですね。話は聞いています。今からギルドカードを更新しますね」


 「お願いします」


 少し待つと新しく更新されたギルドカードを持ってきた受付嬢が受け付けに戻ってきた


 「今までの冒険者ギルドカードから今度からはこちらのギルドカードに変わります」


 渡された新しい冒険者ギルドカードは硬いがほんの少し柔らかい感触のしたギルドカードだった


 不思議な感触だなと思い触っていると受付嬢から笑われてしまった


 改めてギルドカードの説明をして貰いギルドカードを仕舞うと解体場に移動してクリスタルウォータースネークの解体をしていく


 クリスタルウォータースネークの解体を終わらせると鱗、皮、牙、血、肉、内臓と収納空間に収納して仕舞っていった


 解体が終わると冒険者ギルドを出て昨日のクリスタルウォータースネークとの戦闘で壊れた剣の代わりの剣を探しに武器屋に向かう


 ミスリルナイトの副隊長メリルに教えて貰った武器屋に着いた。武器屋の中は棚に数々の武器が飾られている他に樽の中に無雑作に入れられているのもあった


 「いらしゃい」


 「武器を見ていっていいですか?」


 「構わないぞ」


 武器屋の店主だろうおじさんに許可を貰い武器を見ていく。魔法も使用して武器の性能なども見ていくとそれなりの値段の鋼の剣を購入した


 『他にも良い剣があったです。そっちじゃあなくていいです?』


 『そうです!あるじ様!属性剣や魔法剣もありましたよ!』


 (この鋼の剣も良い剣だろう。それに俺たちはこれから迷宮都市に行くんだからさ。そこでクリスタルウォータースネークの素材を使った剣や防具を作って貰うのも良いんだから)


 武器屋を出てルーツの町の門を潜ると次は等々冒険者育成第三校がある迷宮都市スリンカに向かう


 門からある程度離れるとユキとシェーレを召喚する


 『外に出られたです!』


 『あるじ様、いつでも行けますよ』


 「ユキ、シェーレ。迷宮都市スリンカに行くぞ」


 『はいです!』


 『分かりました』


 迷宮都市スリンカがある街道を闘気を鍛えながら進んでいく

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る