第42話
そう言ってカイルは仲間を連れてだいぶ日が暮れてきているクォーツ湖に向かっていった
「まずは自己紹介をしましょう。私はクリスタルナイトの副隊長メリルです」
「俺はモルドだ」
「僕はポールです」
「俺はアルです」
あの疑っていた女性はミスリルナイトの副隊長だったのか
「町まで向かいながら話をしよう」
「分かりました」
町まで帰るまでの間にクリスタルウォータースネークとの遭遇の時の話をしながらミズヘビからクリスタルウォータースネークに進化した時にクリスタルウォータースネークが食べていた水晶の話を副隊長のメリルに話をした
「その水晶をミズヘビが食べてクリスタルウォータースネークになったのね」
「はい」
「副隊長、もしかしてそれって!」
「たぶんそうでしょうね」
「副隊長、モルド。もしかしてアレなのか?」
どうやらクリスタルナイトの人たちはあの時の水晶を知っているようだ。俺も収納空間に確保したあの水晶をまだ調べていない
「それでアル君。ミズヘビはその水晶を全部食べたのかい?」
「全部は食べていないですよ」
「そうか!」
「副隊長!これでもしかしたら手に入るかもしれませんね!」
「そうですね。クリスタルキングクラブの水晶片が手に入る可能性が出てきました!」
あの水晶がクリスタルキングクラブの水晶片だったのかと驚き通りでミズヘビがあんなに強く進化したのかと思った
今も収納魔法の収納空間にはクリスタルキングクラブの水晶片が入っている事はこの人たちには内緒にしておいた方が良さそうだ
『アルが水晶を持っているの教えなくていいのです?』
(取られちゃうかもしれないだろう。それに高価な物だから加工も慎重にしないとな)
ユキと召喚獣と出来る念話で話しているとシェーレが聞いてきた
『あるじ様、この者たちの言うクリスタルナイトとはなんでしょうか?』
(そう言えばなんだろうな?聞いてみるよ)
確かにシェーレが疑問に思った事は俺も知らないので聞いてみることにした
「あの聞きたいことがあるんですけどいいですか?」
「構いませんよ。何が聞きたいのですか?」
「ミスリルナイトとはなんですか?」
そうメリルに聞くと知らないのかと言う顔をされてしまった
「知らないのですね。ミスリルナイトというのは冒険者クランの一つです」
それからメリルから冒険者クランとは何かを聞くことになり簡単に説明すると目的を持った冒険者たちが集まって出来たのがクランらしい
そしてこの冒険者クランミスリルナイトはいつもは迷宮攻略を俺もこれから行くことになる迷宮都市でしている様だがこの時期になるとどうやらクリスタルキングクラブの水晶片を探しに来ている様だ
こんな寒い時期になんでそんな事をするのかは分からないが別にどうでもいい事なので聞くのは辞めておく
町まで着くと冒険者ギルドまでクリスタルナイトの人たちと一緒に行く事になった
クリスタルウォータースネーク以外のモンスター素材と採取物を納品と買い取りをして貰っている間に冒険者ギルドの職員に俺が戦ったクリスタルウォータースネークの話をまたする事になった
それが終わり今日の朝に受けた依頼の報酬を貰うとクタクタになりながら宿屋に帰ると夕食の時間真っ只中で食堂で夕食を食べる事にした
夕食を食べ終わり宿の部屋に戻ると今日のクリスタルウォータースネークとの戦闘の反省をする事になり三人で話しあって以下のことを決めた
・基礎能力の向上
・魔法、技術の習熟
・格上の敵に対して倒せる必殺技を作り出す
この三つを今以上にしていけば格上のモンスターとの遭遇をしても倒すことが出来なくても逃げる事は出来るだろう
冒険者ギルドでの話などでクリスタルウォータースネークは冒険者の等級でいうところの銀級のモンスターで俺の等級の木級で相手をする様なモンスターではないらしかった
それで俺は冒険者ギルドでの話し合いの時に冒険者ギルドの等級を上げて貰えることになり冒険者育成校を卒業した時になれる銅級の冒険者になる事が出来るみたいでまた明日冒険者ギルドに行く必要ができた
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