第39話 親とは(長いです)その一

相変わらずの放置気味でした。今年の夏は異常な暑さでしたね。あっというまの10月です。

さて今回のお話は真面目というか何というかです。父親が亡くなったお話しです。でも三年位前の事ですよ。


わたくしの父親は霊柩車ドライバーをやる前から体調が思わしくありませんでした。

眼→緑内障で誰かいないと外に出れない。

内蔵系→ウェゲナー肉芽腫症という難病。

認知症も発症。

なので要介護4がずーっとでした。

眼は当初は少し見えていたんですけどね。ジワジワと悪くなりました。障害者認定です。

耳だけは抜群に良かったです。

10年以上、病院は6つを転院していました。たまに退院はしましたがすぐに救急車で病院へ、の繰り返しで。なのでここ10年以上は家で父親を見るのはごく僅かで大概は入院した父しか見てませんでした。救急車は慣れてしまうくらい(笑)

それで最後の病院で医者から、そう。

最後の病院です。

【医者として出来ることはすべてやり尽くしました。あとはご家族でご相談してください】と。

ついにこの日が来てしまったか。結局病院にいても何も変わらないということです。母親と人生で一番相談しました。選んだ決断は一度家に帰そうと。家族と一緒が良いのでは、との決断です。

【何かありましたら救急車を呼ぶのではなくこちらにご連絡ください】病院からそう言われて&毎日、お医者様には来てもらえると。一カ月くらいかな?少し調子が良くなりましたが、なんでしょうね?久々に家族全員揃って話をした一週間後に星になりました。


母親から連絡を受けて高速で実家へ。

笑顔で寝ている父親がおりました。

意外にも母親も自分も冷静でしたね。もう覚悟はできておりましたので。


恥ずかしながら霊柩車の運転手をしておりましたがこのような事になったらどうしたら良いか知りませんでした(笑)


面接をしてくれた会社の人に電話。

少し前から状況が思わしく無いと話していたのですぐに忌引きでお休みの手配を、してくれ。

【キャデラックもっていくか?】(笑)

え?ん?

お父さんを火葬場へお連れしてあげろと。

しかしですね、会社が、遠いのです。

でも本気で思いましたがお断りしました。


家のすぐ近くに葬儀屋があるのでそちらで送る事にしましたが、葬儀屋の中に違う葬儀屋からのお花が飾られるという(笑)

シュールな光景。あらかじめ葬儀屋さんには霊柩車運転手やってる&葬儀屋ですと話してありましたからね。

そこでも【運転します?】

聞かれましたがお断りしました。

火葬場とか所作や決まりがあるので。



あーどうしよ。

まとめようとしたけどパート2に分けても良いですか?そうさせてもらいます(笑)


あー重たくなってしまい申し訳ない。

もう亡くなったのは3年位前なので。

ではパート2へ続きます。


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