第38話 リピーター
おひさしです。
毎日暑いですね。車に乗っていても直射が暑いです。
で、タイトルのリピーター。この仕事でリピーターって無いかと思ってました。人は何回も亡くならないですからね。しかしお父様が亡くなる→そのあとお母様、、とか、お婆様が亡くなる→そのあとお爺様が亡くなる。こんなパターンもあります。少し前に書きました師匠のライバルの方は何度かリピーターがおりました。それをみて【何度も指名されるのはありがたいなあ】とは思っておりました。
そして日が経ち、ふと予約を確認すると見たようなお名前。名前は同じ場合なんてよくありますからね。気にしてませんでしたが、上司から【前回、対応した時の印象が残ってて再度ご指名だよー】すぐに記憶を戻す。あーあの人ねと。同じルートを通り前回はご自宅を経由。その際にベランダまで出てきたお婆様が亡くなったとの事。同じ場所で徐行。ふと
手を振ってくれてた景色が蘇る、、。そんなに知らないけど記憶に残ってる人が亡くなるのは複雑です。「あーありがとうございます」同乗したのは息子様。以前住んでいた近くも経由し、無事に火葬場到着。
火葬場って降りたあと結構バタバタするんですよね。私は軽く一礼してすぐにその場から去りました。ええ、あっけないのですがこれで良いのです。あとから良かったなあって思ってくれたら、そんだけで。サービス業ならリピーターは嬉しいですが仕事が仕事なので複雑ですけどね。たった30分から1時間のドライブですが無言なのもしんどいですよね。よく喋るのが好感触なのでしょうか(笑)気持ちとしては何度でもご指名してくれるような運転とか所作をやっていけてらなと、再度思いました。ではまた。
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