第15話 師匠のライバル?

会社とか学校とか世の中には色々なタイプの人っていますよね?その中でも合う人、合わない人、様々かと思います。

わたくしの会社はそんなに大きい会社ではありませんが、やはり様々な人間がいます。その中で初登場のKさん。すんごいイケメンで黙ってたらホストにいそうなタイプ。細マッチョで昔やんちゃしてたような人。歳はわたくしと同じ?か、一つ上くらいだったかと思います。

師匠が『ザ昭和』だとしたら、そのKさんは『ザ平成』みたいな感じです。

んーーーわかりにくいですよね?


例えば師匠は「道路は左側をずっと走りなさい」、と言います。

対するKさんは「別に右側でいんでね?左車線だと左に曲がる車でつまるでしょ」


ようは、師匠は古き良きアナログな感じ。Kさんはニュータイプ。

師匠とKさんは会社の中で社歴が長いです。

ちなみに師匠はもう少しで約30年!!

Kさんは10年くらい?だったかと思います。すいません記憶が曖昧です。

なので二人で言ってることが変わります。


研修中や新人の時あるあるかもですが、あの人はこう言った、この人はこういうやり方でしたと、人によって違うってあるかと思います。そして混乱。どっちのやり方がいいんだと・・・。まさに、二人で微妙にやり方が違うので混乱してきました。


しかしですね、ここは転職回数二けたのわたくし。どっちも取り入れてるようで、いいとこだけ採用する。ハイブリッドシステム発動です。教えてもらってるときはその人のやり方に従い、そーですねーと、従うようにするのが、いつものわたくしの手段です。まーこれだとストレス溜まるんですけどね。小さい会社だとしかたありません。


ある日、Kさんの助手席に乗る機会がありました。

【あっ ハンドルの握り方が格好いいな】

人差し指を伸ばすような独特なハンドルの握り方。

ハンドルは教習所だと10時10分の場所で握る、9時15分?とも言う場合もあるらしいですね。恰好つけたい気持ちもあったのでたまに真似をしておりました。


そして、師匠に教えてもらうときに、無意識にKさんのハンドルの握り方をやってしまいました。

「なんそれ?手は10時10分!!」

間違えてもKさんの真似してます、とか言えません。


師匠は電話魔なんです。要件をまとめて手短に言ってくれればいいのに、何回も指示や要件を小分けにしてかけてきます。メモ取ればいいのですが、ハンズフリーでかけてくると、頭に入りません。正直これにはメンタルやられました。


対するKさんはメールメイン。要件は短い、わかりやすい。

比べてはいけないんですけどね。

なので、どうもKさんのほうがしっくりくる。

教え方も超具体的。

【これは困ったな・・・】

でも、師匠のプロフェッショナルな感じも、良いんです。

【まーいっか】

段々と人間関係がわかってくるのでした。

運転手なのに人間関係?

って思いますよね。まーどこでもありますよ。


しかし慣れない仕事、慣れない人間関係・・・。

じわじわとメンタルがやられてきます。

ストレス溜まると喉が苦しくなるのです。まさに喉が苦しくなってきました。

【これはまずいな】

でも、無理してでも仕事はしました。


ここから少しずつメンタルが崩壊していくのでした・・・・。


次は失敗&その他です。

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