第5話 入社後 2日目
初日は事務的な事や書類の記入などで終わってしまったけど、
2日目からが本番でした。
運転手の事務所に通されて自己紹介。
『はじめまして、入社致しました おもと、と言います』
さーまたアウェイの洗礼か?と思ったけど。
『あー よろしくお願いいたします』
っとレスポンスあり。
【緊張するな・・・】
『え?電車の運転手だったの?』
やはりというか、なんというか。運転士なんですけどね、正式は。
鉄道会社イコール運転士、または車掌 と思われてしまうようで・・
『あっ・・駅員です・・』
『運転手じゃないんだー』
そうですよ、運転士や車掌になれなかったんですよ、と心の叫び。
どうやら元運転士と勝手に思われていたみたいです。
毎回、説明するのが結構めんどくさい。
けど、話のネタにはなるので仕方なく話します。
『試験に受からなくて・・・・』
『へー』
ここまで話してひと段落。
そして、ここまでお話してくれたのは 今後を左右する運命の人でした。
『この仕事はねー、やる気と気持ちとあなたのハートがあれば出来るよ』
【はっ?何を言ってるの?】
この時はこの言葉の意味というか言いたいことがわかりませんでした。
『僕はね電車好きなんだよ、だからなんで鉄道会社辞めたのかと思って』
【また説明するのか?】
っと思ったけど、むしろそれが幸いでコミュニケーションは取りやすいなと思った。
他にも人がいて大体挨拶をする。
『今日から1週間はね、研修でなく 見学をしてください』
【ん?見学?】
わたくしが、この仕事まったく無知なので 見てくださいとのことでした。
この日からあちこち見学を、そして本当に連れまわされるのでした。
見学でよいのか?これは研修だろ?っと少し混乱。
そして、面接の際にお会いした方の車に乗り
連れまわされるのでした。
入社後 3日目へ。
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