【PhantomMirror】登場人物

 ねたばれと後日談の人物紹介です。


 ■イーア

 精霊を感じられる13歳。

 箱入りぼんぼんは否定できない。深窓の姫って言われなくてよかった。


 家族はいつまでも仲の良い両親と弟妹5人の長男。長男だが、父親の庶子扱いされている。

 頭にぺったりくっついてくるのは、二番目の妹。上の妹には6歳あたりからお触り(頭なでなで)拒否されている。末の妹にはあまり懐かれていない。ちなみに弟は無口とこまっしゃくれ。


 金髪に紫の瞳をもつ。容姿は父方の祖父譲り。身長は発展途上だが筋肉質、普段は騎士団に混ざって稽古しているらしい。

 将来身長はかなり伸びる予定。祖父が190センチを超えていて、これはこの世界でも長身の部類。


 名前は略称。ちゃんとした名前はあるが、誰にも聞かれなかったので、出てこなかった。


 お師匠こと『黒翼の魔女』は400年以上も長く存在している歩く人外魔境。ほとんど御伽噺の存在なので、実在することを知る人は僅か。

 お師匠の気まぐれ(?)で、あちこち連れ回されたイーアが精霊を見ることができるようになったのは、ごく最近。


 好き嫌いなし。なんでも食べる。

 こちらにいる間に料理を頑張り、チルに振る舞うようになっている。17歳の誕生日以降酒が飲めるので、それをちゃんと楽しみにしている。


 イーアはこの後数年間、夏はこちらに来る予定。幻視鏡は見つかるのだろうか。



 ■チル

 幽霊を見ることができる15歳。

 元孤児で今は『蒼眼の鷹』の工作員の一人。

 子供と大人の境目、任務と自我の境目に悩む少女。普段男として生きているのも、ほとんど任務のため。最近少し限界を感じている。

 少食のがりがりなのは、すこしでも子供でいる時間を得るため。

 アルに懐いているが警戒もしている。


 女装?する時はワンピースの中に剣を忍ばせている。片刃なのはチルの力でも確実に殺傷できるため。まさかイーアの馬鹿力で殴るために使われるとは思わなかった。

 もちろん武器はもっと隠し持っている。


 変装なしだと、蜂蜜のような金髪に水色の虹彩の瞳、肌も白い方なので普段はちょっと塗っている。

 身長はなんとか160ほどだが最近伸び悩み中。

 肉がつきたくないので食べない。最初の食事の時、イーアに食べ方を教えるつもりで肉を食った。大変久しぶりでテンション上がった。

 卵料理が好物。物語後しっかりイーアに餌付けされる。お酒は既に嗜んでいる模様。悪い子。


 チルは組織上の名前で本名は別。



 ■アル

 作中もう少し胡散臭さをだしたかった24歳。

 三人兄弟の末で、上の二人とは母親が違う。すぐ上の兄と彼は独身なので、東方諸国の独身女性貴族から優良物件扱いされている。

 イーアのことは弟ができたようでうれしい。


 騎士団所属。この世界の騎士団は軍の一組織で、要人の警護・国の重要施設の警備などを行う花形職業。軍の中でもエリート。


 誰にも呼ばれていないが本名はアルトゥール。高名な皇帝の名前なので、よくある名前。



 ■マーナ・ブランド

 うっかり初恋しちゃった13歳。唯一フルネームが明かされる。

 この後お家の立て直しは無事に済んだらしく、半年後に貴族の子女たちが通う帝国学園でイーアと再会する。

 祖母と同じく、精霊に愛される素質を持っているらしいので、将来は男爵家を継ぐことでしょう。


 ■執事さん

 名前判明。前職はどうやらチルと同業者だった模様。


 ■アロイス

 長い買い付けの旅に行っているので、イーアに会えないまま、夏が終わった。

 アロイス雑貨店は彼がやっとこさ見つけた『ちょっと困った道具』を扱うのにぴったりの場所。イーアが怯えていた塀の向こうは古い墓場。もともと郊外にあった墓場が、街の拡張に伴ってお家のすぐそこに。

 お陰でチルはいつも幽霊に遭遇する。

 流石に100年ほど前の幽霊は、怖いを通り越してしまう模様。



 ■ルッツ

 店番のため登場。

『蒼い眼の鷹』の一員。

 この組織名も含め東の大公国は蒼の名称を持つものが多い。



 ■■■■■



 可能であれば、15歳と17歳のイーアのお話を書きたいなと思っています。

 このお話はずっと書きたかったお話の番外編?なので、もしかしたら本編に手を出すかもしれません。

 本編はイーアの懐いていない末の妹が主人公です。

 今後も、どうぞ宜しくお願いします。

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