キャラクターをどう活かすか

今回は、私が作品を書く時に設定する登場人物の像をどのように決めていくのかをざっくりとお話ししていきます。


これまで投稿した主人公は男性が大半を占めしますが、女性も何割かは登場させることもあります。

ただ性別の設定は極力不問にしたいという思いがあります。


次に年齢です。平均的に30歳前後が多いですが、10代から70代の年齢層を設定することもあります。あ、赤ちゃんや幼稚園児くらいの子どももいますね。幅が広い。


続いて人物の性格。たまに極悪非道に近い人も出てくる事もありますが、大抵の場合はおおらかな心の持ち主がいいかなと考えておく事が多いです。

途中で性格が変わることはほとんどありません。急に輪廻転生したりゾンビになったら泣くのは私自身ですので。


と、ここまでは皆さんと似たように一般的な方法で設定していきます。


ここからは他の書き手さまが実施したい手法が見つかりにくいという方のために、私独自の観点からほんの少しだけお教えしていきます。


重要なのは人物の個性をどう出していくかです。


その人物にも"人生"があります。時代、場所、他者との出会い、影響を受けた事柄、これからをどう生きたいかなど決まったら息を吹き込みます。


作風によって大人数が出てくる時は1番スポットを当てたい誰かに絞って台詞回しも考えるといいでしょう。

独白的な場面展開になると、何をどうすれば求めるものが表れるか書き手の力量が試されることもあるでしょう。


その場も思いつきで適当に書いていくよりは、書いたものを一度崩して散布したりしてみて、一つの輪の中にまとめて再び積み上げる工程をしてみるなど工夫してみてください。

あくまでも事例ですので、ご自身の試したい方法があるなら、色々実践してみても良いです。


また人間以外の生き物が主人公になるなら、大体は擬人化して設定しますが、その生き物特有の鳴き声や仕草といった特徴も出すと面白みがあります。


キャラクターを活かすも殺すも書き手次第。


順応した相乗効果の先に見えたものが、答えや正解になるなら実証として文章に現れてきます。


指先や筆は凶器として使うのは勿体ない。


それならば自己や他者の脳を穏やかにさせたり、面白いものだと認知させた方が皆さまの「可能性」は広がるものかと思われます。

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