手間と暇のかけ方
書き手の皆さんは1作作品を仕上げるのにどのくらいの時間をかけて完成させますか?
学校や仕事などあるとなかなか時間を取るのか難しいところもありますが、平均的なペースで書いていくとなると次のようになります。
仕上げ日程は累計と考えます。
1万字以下のものだと当日から数日、10万字程度だと数週間から1ヶ月〜3ヶ月程度、10万字以上になるとジャンル別によっては半年近くかけて仕上げていく方もいらっしゃると思います。
そこには目に見えない皆さんの努力があります。執筆中の時間のかけ方も違いが出てきます。
私はこの言葉を分割して執筆に取り掛かる時に独自の意味合いを使い作業に入ります。
ここでは中編の作品を作る過程でお話します。
「手間」は労力をかけて思考を巡らし続け、発想が生まれるたり、きっかけやヒントが出てくると構図の中に組み込んでいきます。
物凄い難解なパズルのピースがやっとはめ込むことができた時のあの達成感みたいな気持ちに近いです。
「ひま」は私の場合は暇な時間を作ります。
余裕があるという意味ではなく、一旦そこから手を離れて、執筆とは無関係な別の事をします。
ずっと仕切りなしに執筆に集中していると、何かしらの行き詰まり感が出てきます。
要は息抜きですね。
ある程度の時間が経てば、再び作業にかかります。
ここまでは他の方も似たような事をするのかもしれませんが、私は更に1〜2日ほど寝かせます。
熟成ではありませんが、若干それに近いような事をします。離れてしまうと忘れる事もありそうかなと思いますが、暇という時間を要した分、記憶が整理されるのできちんと取り組めるんです。
書き手の時間の使い方は人それぞれですが、完成した作品を他者に読んでいただくために、それだけ費やした分の努力が報われれば改めて「納得」と「発見」として表れていくのものになるのではないでしょうか。
何もする事がなく「暇」を持て余しているなと思ったら、1つでも構想を作ってみたら何かのきっかけになるかもしれませんね。
行動あるのみです。
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