第17話 大型イベントの準備開始
成行のクラスにミッシェルが転校して来て三日が過ぎ、約一週間後に迫った大型イベントが迫ったという事でこれからカップル声優チャンネルで初めて情報を開示する放送するのである。
「はい!という事で本番行きます。三、二、一、!」
「はーい!今日も始まりましたー!カップル声優チャンネルー!今日は、朝ご飯の量が足りなくて少し空腹な平木成行です!」
と成行が挨拶をし、次は琴美の番になった。
「お昼ご飯食べた後に甘い物でもデザートに食べたい花宮琴美です!」
と各々の挨拶が終わり、番組企画を進行していきい、収録は順調に運びお知らせコーナーつまり、イベントに出るという事を公共に初めて知らせる時になった。
「ここで皆さんに重要なお知らせが私達からあります!それはなんとこの度カップル声優チャンネルが一週間後にコスケにブースを出す事が決定致しました。嬉しいですね!詳しい詳細の説明はなり君どうぞ!」
「はい、先程ことちゃんから説明があった通り、コスケにてブース販売を致します。ここでしか買えないグッズや僕達が現地でカップル声優チャンネルの公開収録やトークをしたりなど開催中の三日間今画面に表示されている時間帯に行いますので時間がありましたら良ければお越しください。沢山の方々の来場お待ちしておりますー!」
と無事一週間後の大型イベントについて説明出来たのであった。
その後はお便りを読んでエンディングを撮って、放送は終わった。
それからの日々は、学業、SNS活動、ラジオ内でのイベント告知、各々の個々の仕事をこなし日々は流れ、当日まで残り三日となった。
本人達たっての希望で当日の会場での準備を手伝う事にした。
「こんにちは!今回はブースの準備をしていただきありがとうございます!僕達も学校や別の仕事もありますので限られた時間しかお手伝いに参加出来ませんが少しでも皆さんと一緒にこの僕達の大きなイベントを作れたらと思ってますのでよろしくお願いします。」
「こんちは。私も同じく皆さんと作りたいと思っているので出来る事があれば手伝わせてください。」
成行と琴美は、自分達が今まで頑張って来た活動の初の大きなイベントへの参加で自分達にやれる事はやりたいという思いが強く社長に志願して仕事とは関係無くやる事にしたのである。
ブースへのグッズの陳列、飾り付けなどを手伝いつつ
会場で行われるイベントの打ち合わせやセッティングなど根を詰め、かつ着実に当日に向かけて業者さん達と協力しながらブースも完成し、当日のイベントの流れの確認も終え、いよいよ本番に委ねるのみとなった。
「皆さんお疲れさまでした。僕達に我儘を聞いてもらいながら仕事していただいてありがとうございました!」
「私からも本当に迷惑をかけたと思いますが手伝わして貰ってありがとうございました!」
とこれまでの感謝を述べる成行と琴美を見て業者さんの方々は
「社長さんから話は来てたし、気持ちは仕事柄分からないでもなかったし思いがね。今日まで一緒にやって来て必死に頑張って来たんだなって分かるし、こいうのって若い内にしか出来ないからね。」
「それに俺達も君達から元気と真剣に取り組む良さみたいなものを再認識したから楽しかったよ。」
「この後の本番も色々大変だけど君達なら乗り越えられると思うから頑張れよ!二人に愛で!」
「今日で俺達の仕事は終わりだけどまた機会が合ったらまた会おうな。若人達!」
と業者の方々は理解がある気の良いおじさん達だった。
そして暫く業者のおじさん達と雑談をした成行と琴美はこの後互いに次の仕事があるという理由でお別れをした。
そしてその日のこの後が各々アニメ作品の仕事やラジオの仕事終え、いよいよ翌日がイベント開催という時となった。
成行自宅にて
「あぁ~いよいよ明日か。でもこれまで色々あったよなぁ~琴美さんとカップル声優なんて一部の人からは凄く叩かれそうな企画をやる事になって、親睦を深める意味でデートしたり、初めてのイベントを一緒に頑張ったり無事盛況で終わってくれたり後輩出来たり、外国人の人と交流したり最近はチャンネルのファンも増えて来たしここ最近色んな事があったな。でも明日が新しい可能性を掴めるかもだし!よーしー!頑張るぞー!!」
と成行はこれまでの事を振り返りつつ、気合を入れてこの後就寝したのだった。
その頃琴美は…
琴美自宅にて
「うーん。いよいよ明日のね。一般の人達も認知してる場所に出演者として参加するまで来たのね。私。アイドル辞めてこの声優って道を選んだけど最初は自分で決めたから頑張れてたけどだんだん不安になってそういえば、この活動始めた時は焦ってたわね。今では楽しんでやってる。今なら何の迷いもなく胸を張って私、頑張れそう!あ、もうこんな時間!?朝早いのに…よし、明日も頑張ろっと!あ、とりあえず寝なきゃ!」
と自分のこれまでを振り返って自分の思いを再確認し気持ちを新たにした琴美であった。
そして時は、本番となる明日へとなるのだった。
続
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