応援コメント

第15話 再会と別離」への応援コメント

  • こんにちは。

     これまた、すごい回でした。
     濃縮されていましたね。

    「黒くなったな」
     懐かしさに震えていた雉女を、義経は一言で打ち砕いた。
    「それはワシの子か?」
    「いいえ。そこの勝蔵という者の子です」
     雉女もまた、義経の希望を打ち砕いた。

     人は変わる。
     あんなに好きだった男だったのに。

     義経に抱かれながら、懐かしい仕草に亡我となりながら、雉女のなかでは、何かが音をたてて崩れたに違いありません。

     雉女のなかの、静御前という古い女が。

     そう思いました。
     男と女が濃縮されすぎていて、この回はコメントするのが難しいと感じたくらいです。
    (もちろん楽しく拝読させていただいておりますよ!)

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます。
    静御前といえば、義経……その二人の関係を現代人がどう解釈するのか、難しいところだと考えています。
    実際より、ずいぶん美化してきたのではないか?
    とはいえ、鎌倉に呼び出された時の彼女の対応は、確かにロマンだった、と思います。そのロマンを打ち砕く力が必要だと思いました。
    義経と決別した靜ですが、この後も義経の陰は残ります。引き続き、楽しんでいただけたらと思います。

  •  こんにちは、御作を読みました。
     お別れですか(u_u)
     でも再会できただけ、義経にも心の整理がついたかも知れない。
     創作だとあんまりいい扱いじゃないですが、郷さんって平泉までの逃避行をずっと一緒に成し遂げた、肝の据わった女傑ですよね……。面白かったです。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます。

    郷の人柄がわかる記録に触れたことがないのですが、義経に最後まで着いていったのですから、辛抱強い女性だったのか、あるいは義経を心底、愛していたのでしょうね。義経も、魅力的な男性だったのに違いありません。

    最後まで、読んでいただけたら嬉しいです。
    これからも、よろしくお願いします。