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2023年4月7日 01:31
こんにちは。 これまた、すごい回でした。 濃縮されていましたね。「黒くなったな」 懐かしさに震えていた雉女を、義経は一言で打ち砕いた。「それはワシの子か?」「いいえ。そこの勝蔵という者の子です」 雉女もまた、義経の希望を打ち砕いた。 人は変わる。 あんなに好きだった男だったのに。 義経に抱かれながら、懐かしい仕草に亡我となりながら、雉女のなかでは、何かが音をたてて崩れたに違いありません。 雉女のなかの、静御前という古い女が。 そう思いました。 男と女が濃縮されすぎていて、この回はコメントするのが難しいと感じたくらいです。(もちろん楽しく拝読させていただいておりますよ!)
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。静御前といえば、義経……その二人の関係を現代人がどう解釈するのか、難しいところだと考えています。実際より、ずいぶん美化してきたのではないか?とはいえ、鎌倉に呼び出された時の彼女の対応は、確かにロマンだった、と思います。そのロマンを打ち砕く力が必要だと思いました。義経と決別した靜ですが、この後も義経の陰は残ります。引き続き、楽しんでいただけたらと思います。
2022年10月30日 11:13
こんにちは、御作を読みました。 お別れですか(u_u) でも再会できただけ、義経にも心の整理がついたかも知れない。 創作だとあんまりいい扱いじゃないですが、郷さんって平泉までの逃避行をずっと一緒に成し遂げた、肝の据わった女傑ですよね……。面白かったです。
コメント、ありがとうございます。郷の人柄がわかる記録に触れたことがないのですが、義経に最後まで着いていったのですから、辛抱強い女性だったのか、あるいは義経を心底、愛していたのでしょうね。義経も、魅力的な男性だったのに違いありません。最後まで、読んでいただけたら嬉しいです。これからも、よろしくお願いします。
こんにちは。
これまた、すごい回でした。
濃縮されていましたね。
「黒くなったな」
懐かしさに震えていた雉女を、義経は一言で打ち砕いた。
「それはワシの子か?」
「いいえ。そこの勝蔵という者の子です」
雉女もまた、義経の希望を打ち砕いた。
人は変わる。
あんなに好きだった男だったのに。
義経に抱かれながら、懐かしい仕草に亡我となりながら、雉女のなかでは、何かが音をたてて崩れたに違いありません。
雉女のなかの、静御前という古い女が。
そう思いました。
男と女が濃縮されすぎていて、この回はコメントするのが難しいと感じたくらいです。
(もちろん楽しく拝読させていただいておりますよ!)
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。
静御前といえば、義経……その二人の関係を現代人がどう解釈するのか、難しいところだと考えています。
実際より、ずいぶん美化してきたのではないか?
とはいえ、鎌倉に呼び出された時の彼女の対応は、確かにロマンだった、と思います。そのロマンを打ち砕く力が必要だと思いました。
義経と決別した靜ですが、この後も義経の陰は残ります。引き続き、楽しんでいただけたらと思います。