第13話『白竜事変①』

 アルティス達の住むアトアミナの北部と西部には巨大な山脈が存在する。歴史に漏れず、それらから流れる川はかつてよりアトアミナの繁栄を支えていた。


 文明の発展……否、生物の生存には水は必要不可欠である。山は人に水を与え、ひいては命を与える恵みの宝庫。


 トーワンのすぐ傍に聳える山の中腹にアルティスとチドイラがたどり着いた時。2人は神秘的な感覚に包まれた。


 開けた岩の大地に佇む1体の生物はそれが山の神と言われても信じてしまいそうな、圧倒的な存在感と神々しさ、そして恐ろしさを携えていたのである。


 蜥蜴トカゲや蛇に似た頭部から首が伸び、鳥のように発達した胴体に繋がっている。がっしりとした後ろ足、逆に細めの前足は大昔に生息していたと言われている恐竜という生物のよう。胴体はやがて先細りになり、尻尾が伸びていた。そして注目すべきは背中から生える一対の翼。折り畳まれて胴体を包んでいるが、広げられればその巨大さがより分かるだろう。それら全身が爬虫類特有の鱗に覆われ、陽の光を反射し白く輝いている。


 一般的な建物3、4階分にも匹敵する体高。血塗られた牙と爪。細い瞳孔。全身が明らかに人類と相容れないと物語るその生物こそ、人が恐怖し、信仰し、これより戦いに臨む……


 S級モンスター、白竜である。


「その爪と牙……何人か喰ったな? まだ3時にはなっておらんぞ」


 1000キロ以上移動してきた白竜が中途半端な場所に止まり、ただ何もせず佇んでいる理由は曲者2匹と戦うためであることに疑いの余地は無い。


 敵の有利な状況での戦闘は限りなく悪手であり、人類最高峰の冒険者がそれを知らぬはずはない。


 それでも、2人はこの場で戦う事を決めていた。当然街へ向かわせないことも理由の1つである。


 だが1番の理由は単純だ。アルティス・ガパオ、チドイラ・デンドロン。両者には恐怖という感情も不利だという理性も超越する、掃いて捨てるほどの勝利への確信が存在するのである。たとえ相手の有利な陣地での戦いに於いても。


 幼少期より身に宿してきた魔力。何十年と極めてきた技術。生まれ落ちた時から持つ抜きん出た肉体。


 三者三様各々の才能。それを自覚した者共は次元の違う強者を前に、自身の勝利を確信していた。


「チドイラさんどうします? 時間稼ぎか討伐か」


 アルティスとチドイラは腰から自身の刀を抜き放った。


「当然討伐だ。ただし報告じゃ白竜は2体いるとのことだが目の前にいるのは1体。ここにいないもう1体がこっそり街に行くかもしらん」

「だからこいつを速攻で倒そう、ってことですね?」

「そういうことだ。アルティスは好きに動け。俺が合わせる」

「じゃあそうさせてもらいます」


 アルティスは刀を持たない左腕を真上に掲げた。直後、広げられた手の先に小さな炎が生まれる。その炎はゆっくりと大きさを増し、形も球体に変化していく。


 数秒後、アルティスの頭上には直径10メートルほどの火球が存在した。


 熱を振りまく炎の球。アルティスは掲げていた腕を白竜に向けて振り下ろし、火球を放った。


 火球は比較的ゆっくりと白竜に向かって宙を進む。常人が全力で走った時ぐらいの速度だろうか。S級であれば回避など造作もない。


 白竜は全く慌てる様子も無く翼を広げ、真上に飛び立った。飛来する火球の軌道から一瞬にして外れ、一転攻勢にかかろうと大きく開けた口をアルティスに向け、ブレスの溜めを開始。口内に光が満ちていく。


 しかし直後、白竜は口ではなく目を見開くこととなる。


 宙を進む火球に、縦横無数の切れ込みが入った。マス目状の切れ込みに合わせて火球は分離し、無数の小さな火球の集合体へと変貌する。その後無数の火球はそれぞれ軌道や速度を変え、白竜を上下左右取り囲み、時間差による攻撃の盤面も出来上がった。


 白竜が予想に反した攻撃に驚愕しているうちに、無数の火球は白竜の体に衝突した。


 頭、長い首、胴体、翼。全身に小さな火球がいくつも命中し、断続的な爆発音が響き渡る。


 とはいえ無数に分離した分火球の威力は落ちており、大したダメージにはなっていない。


 しかし当然、アルティスの攻撃はそれだけでは終わらない。


 爆発の余韻が収まらないうちに、アルティスとチドイラは地面を蹴り、走り出していた。一気に白竜に肉薄し、頭部目掛けて跳躍。空中で2人は各々の刀を振るった。狙いは頭部の僅かに下。アルティスは右から左に斬り上げ、チドイラは左から右に斬り上げる。V字の軌跡を辿った刃は白竜の鱗を割り、肉を切り裂いた。


 白竜の首にV字の傷口が浮かび上がる。どろりと赤い血が垂れるが、アルティスが攻撃した部分は出血が少ないようだ。


「あれ、思ったより硬い」


 手応えだけでダメージ量を把握したアルティスは空中で眉を顰める。


 白竜を飛び越え地面に着地し、アルティスとチドイラはすぐさま体を回転させ白竜を正面に捉える。そのままバックステップで少し距離を取り、刀を構え直す。


「まだ剣先がブレてるなあアルティス」

「魔力でゴリ押ししてたツケですかね」


 白竜は2人に背を向けたまま翼をはためかせ、全速力で上空へと飛翔した。地上には暴風が吹き荒れ、小石が転がる。アルティスとチドイラは視線を白竜へひたと据え、その動きを見極めんとしていた。


 空を飛びながら体を回転させ、2人の人間を見下ろす白竜。心なしかその目は先ほどより鋭くなっており、己に挑む挑戦者から対等な敵であると、眼前の人間2人に対する認識が変化したようだ。


 途端、白竜は自身の体を覆い尽くすほどの大きさを誇る翼を折り畳んだ。折り畳まれた翼には前傾の角度がつけられており、その下部に気流を生み出している。


 直後、自身を前に押し出すように、白竜は風属性魔法を発動。落下の最中体が前方に押され、加えて角度がつけられた翼による気流が、まるで滑るような軌道を実現する。


 その落下地点にいるのは2人の人間。彼らはこの突進がフェイントである可能性を念頭に、ギリギリまで見極める構えをとる。


 数秒後、白竜の巨大な体が地面に衝突した。衝撃、轟音、地響き。白竜の力強さが如実に現れた一撃であった。


 アルティスとチドイラはそれぞれ左右に跳んで回避。また空へ飛び立たれる前に攻撃を加えるため、空中で武器を振りかぶる。


 しかし直後、白竜はその長い首を持ち上げ口を開け、空中にいるチドイラを喰らおうと首を伸ばした。


 チドイラは長年を剣技の研鑽に費やしたため、身体強化を除く魔力の扱いが不慣れであった。当然基本的な魔法こそ習得しているがS級モンスター相手には雀の涙。効果的な魔法が使えないことは空中での回避や反撃の手段が存在しないことを意味する。


 空中にいる間に白竜に喰われんとしている今の状況は、チドイラが最も苦手としているシチュエーションと言っていい。


 しかし、それで終わるA級最強ではない。


 チドイラの肉体が白竜の口内に侵入し、今まさに口が閉じられ鋭利な牙で肉体を喰い千切られるという瞬間。


 チドイラは、牙に乗ったのだ。


 肉食獣特有の肉を喰い千切るための鋭利な牙。その先端に、履いている下駄の歯と呼ばれる接地用の突起部を触れさせ、そこに体重をかける。ほんの僅かなブレで転倒する状況であるが、チドイラの尋常でない肉体制御は限りなく正確にバランスをとっていた。


 そして牙が閉じられるというその寸前、チドイラは乗っていた牙を蹴って後ろに跳躍し、白竜の噛みつきを見事に躱しきった。


 さらに、チドイラが一瞬の絶技を披露した直後。白竜を跨いだ反対側では、アルティスが刀を大上段に振りかぶっていた。


 チドイラとは対照的に、アルティスは肉体的な技術に欠け魔法に長けている。アルティスは白竜がチドイラに攻撃を仕掛けたその瞬間、自身の足元に1メートル四方の結界を生成。空中で結界を蹴り、回避から流れるようにして攻撃に転じたのだ。


 白竜の意識がチドイラに向いていることから、アルティスは反撃は来ないと判断。その全神経を攻撃へと集中させた。


 アルティスの向かう先は白竜の背中。その最中手から腕、肩と攻撃に使用する筋肉に、アルティスが現状可能な最大出力の強化が施される。


 そして瞬きに匹敵する僅かな間の後……アルティスは刀を振り下ろした。刃が侵入したのは、巨大な翼の付け根。現人類最強の攻撃にのみ神経を使った一撃は……巨大な翼の片方を切断させた。


 断面から血を溢れさせ、骨や神経の除く翼が、ズシンと音を立てて落下する。


 アルティスは白竜の背中に乗り、前方に跳躍。空中で体を回転させて振り返りながら着地し、再びチドイラと横並びになる。


「これで奴はもう飛べません」

「逃げられる心配も無くなったわけか。……ならばここからは速攻で行くぞ」

「了解」


 直後、チドイラは白竜に向けて走り出し、アルティスは上空に向けて跳躍した。


 片足が乗る程度の小さな結界を次々に生成し、上へ上へと跳躍していくアルティス。


 その下で、白竜は「グルルル……‼︎」とうめき声を上げていた。同時に己目掛けて駆けてくるチドイラを睨みつけ、歯を食いしばっている。


 白竜は項垂れていた首を持ち上げ、口を開けた。どうやら翼の切断による痛みに耐えながら溜めを行っていたらしく、すぐさま口内からブレスが飛び出してくる。


 チドイラは真っ直ぐに己に突き進んでくるブレスを左に跳んで回避。ブレスが当たるというギリギリの場所を突き進み、グングンと白竜へと接近する。


 白竜も頭を振り回してチドイラを捉えようとするが、当の本人は苦もなくギリギリで回避してくる。


 焦りが脳内にチラついた瞬間、白竜は頭上に莫大な魔力の広がりを感じ取った。


 ブレスを継続させながら目だけで上を見れば、そこには10個の小さな太陽が存在した。


 アルティスは右手を上に掲げた状態で空中にいた。その周囲に、直径30メートルほどの火球が10個浮いているのである。


 その小さな太陽を操っているのが空中の人間であることに疑いの余地は無い。白竜は己の肉体からすれば小さなチドイラの刀よりも、アルティスの魔法の方が危険だと判断。翼が落ちており飛翔が不可能なため、脚での逃亡を図った。


 その一瞬の隙を、チドイラは見逃さなかった。


 脚に力を込め、筋肉を収縮させ実際に動くまでの僅かな時間。チドイラのそれは最大限まで鍛えられた肉体と魔力操作の瞬発力によって白竜のそれを遥かに上回る。


 白竜がアルティスの攻撃から逃れようと判断した次の瞬間には、チドイラは刀を振り切った姿勢で白竜の後方に立っていた。直後、白竜の2本の後ろ脚に1本ずつの赤い線が浮かび上がり、そこからドバッと血が溢れ出す。


 的確に筋繊維を断たれ、地面に崩れ落ちる白竜。その痛みに反応するより早く、白竜の脳内には最大の警告音が鳴り響いていた。


 首を持ち上げ上を見れば、丁度空中の人間か掲げていた右腕を振り下ろしていた。


 10個の巨大な火球が射出された。


 轟々と空気を唸らせ、火球は白竜目掛けて落ちてくる。1秒とかからず着弾するだろう。とはいえ、それでも本調子の白竜ならば回避が可能な程度の速度だ。


 しかし翼を失い、脚の筋繊維も傷つけられた白竜は、ただただ恐ろしい炎の塊をただ見つめることしかできなかった。


 そして直後、1個目の火球は白竜の背中に命中し……巨大な爆発が起こった。


 凄まじい音と衝撃。赤々とした炎が一気に広がり、白竜の肉体を焼いていく。その1発だけで何十人もの人間を殺せるだろう力の解放。


 そんな爆発が、立て続けに10発。


 周囲に転がっている数メートルほどある岩は吹き飛び、小石は砕かれ立っていた岩場はお椀状に崩れ落ちる。


 とても深い穴が、岩場にできていた。辛うじて形を保っている岩が坂道を転がり、中心へと落ちていく。そこには鱗が消し飛び、筋繊維が露出しそれすらも黒く変色した白竜が横たわっていた。


「グ……ガ……ヴァァァ……‼︎」


 白竜はヨロヨロと首を持ち上げ、絞り出すような声を発する。


 その上空では、この状況を作り出した張本人であるアルティスが、右足を振り上げた姿勢で落下してきていた。


 爆発の余韻が収まらないうちに、アルティスは止めの攻撃を繰り出そうとしていた。彼の右足には尋常でない魔力が込められている。それは、生物の到達点その予兆である。


 爆発から一転静かな数秒。アルティスは白竜の頭部に迫る。


 そしてタイミングを見極め、右足を振り下ろした。莫大な魔力を抱えた一撃が、白竜の頭頂部に命中する。


「……王滅炎‼︎」


 瞬間、再び爆音が轟いた。


 それはたった1度の爆発。しかしその規模は先ほどの10発の爆発よりも遥かに大きかった。


 白い光が白竜の頭部で瞬く。次いで煙が噴出された少し後……遅れて爆音が周囲に届いた。爆発音は付近にいれば鼓膜が破れると断じることができるほどの轟音。それが過ぎれば、巨大な煙が天高くまで昇る。それは100メートル以上の天空にまで達し、やがて拡散。されど爆心地は粉塵も混じった煙に包まれ、凄惨な光景を作り出していた。


 岩場に作られたお椀状の穴はさらに深くなり、中心には真っ黒な物体が鎮座している。それは白竜の死骸だ。


 肉や内臓は全て消え去り、死骸を形成するのは焼け焦げた骨のみ。そしてその骨もまた、爆発の余韻が収まっていくのと同時に、ボロボロと崩れ落ちてしまった。


「あ、あの阿呆……!」


 チドイラはこれまた黒く変色した穴の斜面を滑っていた。その表情はとても引き攣っており、冷や汗も浮かんでいる。


 チドイラが穴の底にたどり着いた時、充満していた粉塵が突如上空に舞い上がった。突如発生した上昇気流が、粉塵を巻き上げているのだ。


 粉塵が晴れれば、そこにはアルティスの姿があった。平然とした顔で刀を収め、チドイラの元へと歩いてきている。


 溜まっていた息を吐き出し、チドイラも刀を鞘にしまう。そして自らもまたアルティスの元へと歩み寄り……突如刀を抜き、柄の先端をアルティスの腹へと叩きつけた。


「いったあ⁉︎」

「阿呆。火力が過剰過ぎたぞ。まだ魔力でゴリ押しする癖直ってないようだな。指向性も無かったし、あんな爆発させたら市民が怖がるだろう」

「だ、だってS級相手に加減はぁ」

「ちゃんと相手の力量を察すれば加減とは言わん。ちゃんと色々考えて戦え」

「は〜い……」


 ……などと、2人が心に満ちる安堵感に気を緩める少し前……


 2人がいる地点から約3300メートル南東、旧都街トーワンのさらに南の上空を、白い影が飛んでいた。


 翼をはためかせ、鱗に覆われた爬虫類……もう1体の白竜が、南からトーワンに接近しているのである。


 街では白竜を発見した市民が声を発し、悲鳴の波が北へ移っていく。


 そして南通りの中央辺りでは、市民を避難させるボートかいた。周囲にはギルド職員もおり、市民を南へ向けて走らせている。


「皆さん落ち着いてください! 先ほどの爆発は冒険者の攻撃です! 魔物が来ているわけではありません!」


 ボートは必死に声を上げ、市民の精神を落ち着かせようとしていた。しかし爆発音という非日常的な音は本能的な恐怖を煽り、不穏な雰囲気が流れていかない。


(クッソォ、アルティスにチドイラさん、もうちょっとスマートにやってくれ……!)


 と、ボートが心の中で悪態を吐いた……その時。


 ボートの視界に、小さな怪物が映り込んだ。


 魔力による身体強化により、ボートの視力は市民よりも良好だ。故に民衆やギルド職員の中で最も早く、ボートは“奴”を視認した。


 最初は白い点だった。「まさか」と思う間も無く、その点は大きさを増していき、輪郭か見えてくる。巨大な翼、屈強な後ろ脚、突き出た口。


 ボートがそれが何者なのか、結論を出すと同時に、南から悲鳴の波が押し寄せてきた。


「あ、お、おい、あれ‼︎」

「なっ、なんで‼︎ 北から来るって‼︎」

「り、竜が‼︎ 竜が来るぞおお‼︎」


 南からやってきた“奴”……白竜は、そんな市民の悲鳴を意に介さず、ひたすら北に向かって飛んでいた。


 ボートが背中の両手剣を手に取ったタイミングで、白竜はボートのいる地点を通過。尚も北へと飛んでいく。


「ここは頼みます‼︎」


 ボートはギルド職員にそれだけ言い残すと、自らも北へ走り出した。


 今のボートの最速の疾走。周りの景色は輪郭が定まる前に後ろに流れ、耳には轟々と空気の唸る音が届く。


 しかしそれでも、白竜との距離は縮まらない。


(人が多い場所に降りて暴れるでも俺を襲うでもない……一体何がしたいんだ⁉︎)


 通りを高速で移動すること数十秒。白竜は突如ピタリと移動を停止した。その場で翼をはためかせ対空し、街を見下ろしている。


 しかし次の瞬間、白竜はガッと口を開けた。直後、その口の先に炎の球が生成される。それは時間と共にゆっくりと、しかし確実に大きさを増してゆく。


 ボートはそれを視認し、歯を食いしばった。同時に、街の中心部にある広場へと足を踏み入れる。


 さらに同時に、ボートは前方に4人の男女を見た。オスマン、デスパー、レメン、ピツェッタ。他のS級特選部隊が、東西南北それぞれの通りから中央広場へと集結したのだ。


 瞬間、ボート他S級特選部隊白竜の目的を察する。


(……目的は、俺らを一箇所に集めて殺すこと……‼︎)


 そしてアルティスの王滅炎より約42秒後……トーワンの中心部に、1発の巨大な火球が投下された。

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