第7話 RPGツクール4で超大作を作る方法 後編
・マップ
これが最大のネックである。
一番容量を食う、大作作りを邪魔する怨敵。
が、これはデフォルトマップ多用一択だ。
マップの回でも振れたが、容量をほとんど使わないデフォルトマップが最初から用意されている。
中身超ハイクオリティで城も洋館はハイセンスで森や洞窟も自然な感じで少年の冒険心をくすぐるデザインになっている。
よほどデザイナー魂溢れる人でない限りは、このデフォルトマップを活用すれば問題ない。
そうして、どうしてもデフォルトマップにいいのがない。
シナリオ上特殊なマップが必要。
という場合のみ自分で作ろう。
あとデフォルトマップを改造する裏技だが、イベントを使う。
デフォルトマップの回蔵は本来不可能なのだが、
この街のここに看板を立てたい。
井戸が欲しい。
という時は、イベント作成画面で、看板や井戸のグラフィックを選び、配置、イベントの中身は何も作らない。
するとゲームプレイ時、そのイベントはただの置物としての役割を果たしてくれる。
ダンジョンも、一本道にしたいのにデフォルトマップは枝分かれしていて困る、という時は、グラフィックが岩、樹木の空っぽイベントを配置すればいい。
・モンスター
種類を減らす。単純にこれでいい。
本作のモンスターはドット絵職人たちの匠の技が光過ぎた結果、111体のモンスター×3色違いを全て使いたくなる。
が、ここはぐっとこらえて最低限に抑えよう。
モンスターの数が少なくても、エンカウントするときの組み合わせ、ユニットを変えれば目新しさが出る。
また、戦争ものなら敵は基本的兵士ばかりでも不自然ではない。
それからボスキャラを先のダンジョンではザコキャラとして流用するのもいい。
LLサイズのドラゴンが雑魚モンスターとしてエンカウントすると流石に違和感があるが、Lサイズのモンスターなら、ボスでもラストダンジョンザコのどっちでもこなしてくれるだろう。
Mサイズのグリフォン オーガ レッサーデーモンも、外見が超強そうでボスの風格がある。
サイズはMやLでも、強そうな外見のモンスター選びで可能性は広がる。
そこはセンスの見せ所だ!
・イベント
これも最小限に抑えればいいのだが、イベントが無ければつまらない。
これは本来、削ってはいけないものだ。
では面白さを損なわずに合法的に削るにはどうすればいいか。
移動と店を無くそう。
まず、移動はストレスだ。本作の読み込み時間は短いが、それでも一瞬画面が暗くなってから移動するのはプチストレスである。
忘れごとがあり、前のマップに戻るのもストレスだ。こうしたストレスをなくす意味でも、移動イベントは減らそう。
前回も語ったが、武器は全てイベントで手に入れることにすれば武器屋を作る必要はない。
武器屋の中に入って武器屋の店主から買い物をする必要が無ければ、移動イベント、買い物イベントを作らずに済む。
回復アイテムも、行商人や露店商設定で、街中に商人を配置して建物の中に入らなくていいことにする。
全回復する宿屋も無理に無くていいし、どうせ宿屋に入って受付に話しかけたら是回復、という効果なら、宿屋の出入り口にホテルマンを一人立たせて話かけたら
「当宿に宿泊されますか?」「はい」「ではこちらへどうぞ」
という会話があればいいだろう。宿屋の内装まで作り込む必要はない。
なんなら街そのものを減らすという手もある。
よほど大事なイベントがあるなら別だが、次のダンジョンまでの回復地点として目立ったイベントもないのに街を作る意味もない。
・フィールド・乗り物は作らない。
フィールドの回でも説明したが、本作に置いてフィールドと乗り物はあまり機能しない。
なら最初から無くていいだろう。
次回はRPGツクール4の攻略本や、オマケ的な思い出を語りたい。
現在
ツクール×カクヨム ゲーム原案小説オーディション2022 に応募中です。
応募作品 王子の逃亡スキルが高すぎる!(箱はかぶらない)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます