第3話 RPGツクール4の容量とマップについて

 RPGツクール4と言えば外せないのは、容量少ない問題である。


 2000年、プレイステーション1のゲームとしてリリースされた本作には容量というものがあり、キャラ、モンスター、アイテム、マップを作る程に容量が減り、容量が0になるとこれ以上は追加要素を作れませんとなる。


 この要領が、本作は歴代RPGツクールシリーズの中でも特に少ないのだ。


 本作をプレイした人誰もが通る道。

 俺様の考えた最高の街を作ろうとはじまりの街を作ったら容量が激減した。


 イマジナリープレイヤー

「めっちゃイカした街を作ったんですよ。それから俺好みの主人公の部屋とか武器屋とか宿屋とか作っていたら【容量が足りません】って、最初の街すら作れないってこれどういうことですか?」


 マップを作るのは超楽しい。

 今ならシムシティとかスカイラインみたいな面白さがあったかもしれない。

 だがすまん。

 RPGツクール4は最初の街すら作れないんだ。


 それでどうやってゲームを作るのか。

 デフォルトマップを使うのだ。


 デフォルトマップ、と言って実は最初から完成されたありとあらゆるシチュエーションのマップが入っている。

 SF 江戸 学校 船 森の街 ピラミッド

 など42種類のマップに数枚ずつ、合計200ほどのマップがあり、これを使うとほとんど容量を使わないので使い放題だ。

 自分で作れないなら意味ないじゃん。


 と思うからもしれない。それは弁護できない。

 それでも頑張って弁護させてもらうと、このデフォルトマップ、すごく完成度が高い。


 テイルズオブファンタジアの最初の森を連想するようなハイレベルな森がたくさんあるしお城のデザインもセンスを感じる。


 私の知り合いも、マップ作りで最初は意気込んだけどカッコイイお城のデザインが思い浮かばない、場内の地図どうしよう、人工的な森しか作れないなど苦労していた。


 デザイナー気質の玄人にはものたりないだろうが、むしろ素人さんにはありがたいシステムと言える。

 初心者向けとしては、RPGツクール4は是非ともおススメしたい。


 また、容量が少ないので超大作は作れないが、素人の場合、たいていは超大作を作ろうとすると途中で投げ出してしまう。


 無理はせず、最初から短編ゲームを作る用として割り切るのも良い。


 次回はRPGツクール4で大作を作る方法、の、前に魔法とCGムービーについて語りたい。


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