応援コメント

十 輿上(よじょう)の敵」への応援コメント

  • とても面白い作品でした。
    信長の人物造形も、対する今川義元の人物造形もとてもカッコよくて且つリアリティを感じさせるものでした。

    桶狭間以降の信長の功績は沢山語られていますが、桶狭間に至るまでの過程や、対する今川側の事情については自分もほとんど知りませんでした。御作は短編ではありましたが、その辺り更なる興味をそそられるものでした。
    また他の作品も読ませていただきます。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。
    信長はいろんな方がいろんなバリエーションで描いている人物なので、敢えて従来伝えられている感じで描いてみました。
    今川義元については、その下剋上の半生を元にキャラを構築しました。
    公家っぽいキャラより、こういうキャラの方が「敵」として映えると思いまして。

    おっしゃるとおり、信長は桶狭間以前については、あまり知られていません。
    そこを逆に描くと、面白いんじゃないかというのが、拙作を考えたキッカケのひとつです。
    マイナーな物事や人物が好きなもので、どうしてもやりたくなってしまうのです。
    そこに興味を持っていただいて、作者冥利に尽きます。
    ちなみにこの桶狭間や今川義元については、他の作品でもっと詳しく描いております。
    お暇でしたら、お読みいただければ幸いです。
    特に桶狭間の話は、物凄く長いので、ホント、お時間ががありましたらで……^^;

    それでは、ありがとうございました!

  • 拝読致しました。
    おおお、この勢いのまま最後まで一気呵成に攻め切って、そのまま幕を下ろしましたか!
    すごい勢いでした。
    自分では潔く終われずに粘ってしまう様が容易に想像できて...
    しかし、首を取ったそのままに終わる様は、勢いがあっていいですね!
    長編の重厚さに対して、短編として駆け抜けた感があって、楽しませていただきました。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    こちらの方を先に書きましたので、こちらの方がオリジンになります。
    実は公募に出した作品でして、その規定がこれぐらいの字数でした。
    そういう裏事情(笑)により、このようなショートで、そして勢いで書き切る感じとなりました^^;

    義元が粘るところは、それでも尺を取って書かせていただきました。
    やっぱり、こうしないと義元じゃないし^^;

    そして書き切ったところで、「このネタ、長編でもいけるんじゃないか」と思ったのが運の尽きでした(笑)
    あれよあれよという間に字数が増えていくとは、このとき、予想できなかったのです^^;

    楽しんでいただけたようで何よりです。
    短編は勢いが大事だと思っているので、その辺に言及していただいて、嬉しかったです。

    ありがとうございました!

  • 潔く散る、というより最後まで噛みついて抵抗する義元、いいですね!
    戦場の噛みつきシーンは四谷軒様の小説で初めて読みました。
    「輿」という視点から桶狭間の戦いを描いている点も新鮮で面白かったです!

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    今川義元の、「最後の抵抗」は伝えられるところですので、やはり史実だと思います。
    織田としても、そんなことまでわざわざ書き加えて、毛利新介を凄いと思わせる必要は無いし(笑)
    やっぱり義元は最後の最後まで「歯」向かったんだなぁ、と思います^^;
    そこは織田サイドもちゃんと伝えておこうとしたのでは。

    輿……これに注目したおかげで、自分なりに桶狭間を書くことが出来ました^^;
    新鮮と言ってもらえて、とても嬉しいです!

    ありがとうございました。

  • 戦国はあまり詳しくなくて、桶狭間についても一般的な定説ぐらいしか知らないのですが、本当の狙いが今川義元ではなく他の人物だったかもしれない、といったお話は面白いですね~。
    色々な人々の思惑が乗った「輿」での締め、美しいと思います。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    桶狭間って教科書に載っているわりには、あまり詳しい情報がなく、それでいて諸説ありという、特異な出来事です。
    で、その諸説の中から、今川義元が輿に乗ったのは、その特権を持つ尾張守護・斯波家に取って代わるというアピールだ、という説を知りまして……。
    「あ、これなら、斯波家の人を担いでやって来たってことにすれば」と思いついたのです^^;

    思いついちゃうと書くのが止まらなくて、勢いで書いてしまったのが拙作です。
    そして輿に始まった拙作、やはり最後は輿で締めようと思い、つわものどもが夢の跡……みたいに、放置された輿で締めました^^;
    その辺をお褒め頂き、嬉しい限りです。

    ありがとうございました!

  • 短編はこのなんとも心地良い余韻があっていいですね。

    《その背後で、怪鳥を見たような気がした》この一文がすごく好きです。

    作者からの返信

    こちらもご覧いただきありがとうございます。

    短編なんで、スパスパっと行く感じで仕上げてあります^^;

    怪鳥って表現が使いたくて作った文章ですが、お気に入りいただけて、とても嬉しいです。
    たしか「るろ剣」で、操が怪鳥蹴りとか言って剣心を蹴っていたような……(笑)

    ありがとうございました。

  •  こんばんは、御作を読みました。
     ああ、なるほどと、胸にズンと来ました。
     輿上の敵というタイトルは、確かに短編の方が相応しいかも知れません。
     どれだけの意味を輿にこめたのか。凄まじい切れ味だなあという余韻を感じました。面白かったです。

    作者からの返信

    そうなんです。
    最初はこっちの短編を書いたので、どうしてもそっちよりの感じになっています。
    特にタイトルが^^;
    兵どもの夢の跡というか、ぼろぼろになった輿でラストというのは、画になるなぁと思ってこうしましたが、それに余韻を感じていただいて、「やったぜ」という気持ちです!

    ありがとうございました。

  • こちらはここでスパッと終わるのですか。
    それはそれで余韻がありますね。

    輿にクローズアップして終わるのも良い演出だと思います。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    字数制限という越えられない壁があって……^^;
    でも、ここで終わるのも有りかな、と思います。
    おっしゃるとおり、余韻があるんじゃないか、と思いまして。

    そして、これもおっしゃるとおり、拙作のギミックであります「輿」で終わるというのも、趣きがあると思いまして^^;

    ありがとうございました。

  • 短篇のほうは義元の最期で終わるのですね。
    小平太が全力を尽くしたところに怪鳥のように新介が登場、そして義元の最期へと。

    …この場面、信長は見ていないけど、藤吉は見てるんだなぁ。

    おもしろかったです。長篇とはまた違った緊張感がありました。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    短編はとにかく字数が足りない(笑)ので、もう必死でした。
    何せ義銀のせいでさらに字数が食われているし(笑)

    そんなわけで、義元の最期でエンドとなりました。
    史実を捻じ曲げるわけにはいかないので、信長ではなく藤吉が看取る感じで(笑)

    ……でもこうした方が、何というか余韻があって、そして趣きがあっていいなぁ、と自己評価しております^^;

    ありがとうございました!