以前鉄ちゃん&さくらちゃんシリーズで読んだ、「(以仁王と)源頼政が挙兵した理由」について、こちらでは詳細に語られるのでしょうか。楽しみです。
しかし以仁王、生き残るために必死なのは解りますが、なかなかに策謀家でいらっしゃる^^;
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
実はこちらの話を先に書いてました。
で、公募に出しておいたところ(落ちましたが^^;)、「5分で読書」コンテストが開催されて、鉄ちゃんのアレを書いて出した次第です^^;
以仁王さんは結構可哀想なポジションです。
だからこそ、こうして国盗り(?)に邁進していたんでしょう。
で、目をつけられたのが、可哀想な源頼政だったという……^^;
ありがとうございました。
面白い。
「通貨」の変遷、すなわち租税の変遷となります。
清盛の宋銭の導入は、曲がりなりにも機能していた
租・庸・調の律令制度を完全に破壊したわけですね。
経済力、が絹だったころまでは、田畑の価値が絶対であったのが、
異国から「宋銭」という「黒船」が来て、
世界を根底から変えてしまった。
「銭/貨幣」は「万能の宝具」になり、富の象徴としての絹は、
銭を積めば変えるものに堕ちてしまった。
この揺れ戻しが、鎌倉幕府=一所懸命と考えると、
成程、とうなずくばかりです。
作者からの返信
源頼政が叛旗を翻したことが、ずっと謎だったんです。
この人、位人臣を極めたレベルにまで行っているのに、何で今さら逆らうのか、と。
そこら辺を突き詰めて、真実はともかく、自分なりに「納得」の行く回答を求めた結果が、拙作になります。
そうすると、源頼政の根拠地とかをふと見てみると、思いついたわけなんです。
渡辺津を潰す→交易の収入独占→収入つまり宋銭? ……と^^;
しかしいただいたコメントを拝見いたしますと、これ以上答えると、拙作のこれからに言及してしまうので(それだけ鋭いことをおっしゃっていると思いますので)、この辺で筆を置かせてください^^;
ありがとうございました。
四谷軒様の御作はいつも、いままで名前や業績しか知らなかった歴史上の人物を(あるいはそれすら知らなかった人物を)、すぐそばで生きているかのように身近に感じさせてくれます。
源頼政も以仁王も、まさに名前も知らなかった人物なのですが、この第一話を拝読しただけで、それぞれの人柄や自尊心や苦悩が如実に伝わってきました。
恥ずかしながら私は、絹が貨幣の代わりに使われていたことすら知らなかったのですが(大学入試では日本史も選択していたのですが^^;)、そういう知識が得られるのも実に楽しいです!