誰にも似てない夢の背中
「ゴムゴムの〜ピストル!!」
「ぐわぁ〜!!」
「おぉ、元気やね〜」
いつもの公園で、小学生ぐらいの男の子たちが遊んでいた。
「ゴムゴムのピストルなぁ、あれ絶対ピストルより強いやろ」
「琴路ちゃんもそう思うよね。というか、ワンピースって銃が活躍するところ少ないよね」
「それな!」
「ん?お姉さん達もワンピース知ってるの?」
ありゃ、子供たちが反応しちゃった。
「うん、お姉さん達もリアタイで見てたな〜」
「最近はもっぱら漫画やけどな」
「へぇ〜、アニメ見てなかったり手を繋いでたり、変なの〜」
変なの〜……変なの〜…………。
「こ、琴路ちゃん、やっぱり手を繫ぐのは変なんだよ……うん……」
「えぇ!?別にええやんか!」
「な、なんかショータ君がごめんね……手を繋いでるのは、仲が良いからだよね?素敵だよ!」
何この子大人ぁ!
「あ、それはそうと今のワンピースってワノクニだから音楽も和楽器なんだ〜」
「音楽ねぇ。やっぱりワンピースと言ったらウィーアー!やろ」
「いやいや、Believeを忘れたらだめだよ!」
「た、確かに……。君たちはどの曲が好きなん?」
子どもたちは互いに顔を見合わせ……
「「Believeって何??」」
「っていうことがあったんだよ!」
「はぁ〜、ジェネレーションギャップやね」
「流石にウィーアー!は知ってるっぽかったけど、Believeもココロのちずも知らないんだってさ」
「まさかこんな時代が来るとは思っとらんかった……」
「まさに新時代だね」
「誰も上手いこと言えって言っとらん……」
「あはは、じゃあ旨いとんこつラーメン、おまち!」
「これは上手いし旨いね」
「せやな〜、とんこつラーメン界のサンジやな!」
「……褒めすぎよそれは」
――――――――――――――――――――――
ショータくん
近所に住んでいる小学生。いつもタツキくんと公園で遊んでるらしい
タツキくん
近所に住んでいる小学生。どこか大人びていて、ショータくんのなだめ役。
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