激動



 夜を迎えたアマルティア城内では、アンティとリタとヘクの再会を祝したパーティーが開かれていた。

 数千人は入るであるう大広間は、既に大勢の来客で埋め尽くされ、華々しい装飾と、見たことも無いような豪華な食事が山ほど用意されていた。まさに豪華絢爛とはこの事である。


 アマルティアの内戦を傍観していた各国の権力者達も、この日ばかりは祝福をしようと、煌びやかな衣装に身を纏い、続々と集まって来ていた。


 アンティは笑顔で来賓客への挨拶回りに勤しみ、そして本日の主役とも言えるリタとヘクは、慣れない空間、慣れない衣装に戸惑いながらも、豪華な椅子に腰をかけ、次々と運ばれてくるご馳走にがっつくリタと、それを下品だからと止めようとするヘク……という、ある意味いつも通りの様子だった。


 それを遠目で見守るヒカリと悪魔。

 ドレスコードがある関係上、ヒカリは普段とは違い、豪華なドレスに身を包み、悪魔も翼を収納してハットをかぶったスーツ姿で会場に来ていた。


 社交場とも言えるこの場で、ヒカリのその美貌は一際目立っていて、言い寄って来る男性グループが後を絶たなかったが、その度に、隣に佇むの存在に気がつくと、そそくさと去っていくのであった。


「やぁ、ヒカリちゃん。名の知れた紳士達を、次々にふっていく様は圧巻だったよ」

 クスクスと笑いながら話しかけてきたのは、一通り挨拶回りを済ませたアンティだった。

「違うわ。勝手に向こうから言い寄って来て、勝手にいなくなるんだもん。失礼しちゃうわよ」

 そう言って悪魔を睨みつけるヒカリ。

 悪魔は我関せずといった態度で明後日の方向を見ていた。

「……ところでヒカリちゃん。に結論は出たのかい?」

「……まだ考え中よ」

「そうか……まあもう少し考えてみてよ」

「そんなことより、リタとヘクを大事にしてあげてね?じゃないと私……一生許さないから」

「わかってるさ。ぼくもやっと再会出来たんだ。一生をかけて守り抜くつもりだよ」

「そう……。それを聞けてホッとしたわ」

「さあ2人とも!今日は祝いの日なんだ!そんな隅っこに立ってないで、もっとパーティーを楽しんでいってくれ!」


 アンティはそう言い残すと、リタとヘクが座る壇上の方へと向かって行った。


「リタとヘクと旅をすることは、もうないのね」

「そうみたいだな」

「私があの2人を守るって決めたんだけどなぁ……」

「そうだったな」

「私が勝手に……弟と妹みたいに思ってここまで来たけど、色々と楽しかったわ……」

「そうか」

「リタとヘクも楽しかったのかなぁ?」

「本人に聞いてこいよ」

「ダメよ。もう私にとってあの2人は……遠すぎるわ」

「ここから30メートルくらい先じゃねぇか」

「そういうことじゃない!……って、あんたがだってこと忘れてたわ……」

「どういうことだ?」

「なんでもない!!」

「なに怒ってんだよ」

「もう!あんたは人の表情の変化とか……心の機微みたいなモノを感じ取ることがまったくできないの!?」

「お前が今怒ってるってことがわかるくらいには理解しているつもりだが?」

「そんなの誰だってわかるっての!そんなんだから「善行したい」とか一丁前に言うくせに、私の指示が無いと何も出来ないのよ!いつまでも私を必要としないで!」

「あのなぁ……」

「もういい!私帰るから!」


 ヒカリはズカズカと大広間の出口に向かって歩を進めた。


 ―― その時だった。



【ズドォォォォーーン!】




「……痛ったぁ……な、何事よ?」

「ヒカリ!ヒカリ!」

「あ、ミライ!どうしてここに?」

「また寝ぼけてんの?早くここから移動しないと!」

「ちょっと待ってよ!何が起きてるの?」

「何者かに攻撃されたのよ!とにかくこのままにいたら危険だから、早く逃げよ?」

「えっ?ここはアマルティア城でしょ?」

「はぁ?やっぱり寝ぼけてるのね!しっかりして!」

「ど、どうなってるのよ!」


 ヒカリは痛む左足を堪え、懸命にミライの後を追った。


「こっちよ!比較的被害が少ないから、こっちに行けば安全だと思う!」

「ちょっと待って……足が……思うように動かなくて……」


 左足に限界が来たのか、倒れ込むヒカリ。

 それに気づかず、ミライはどんどん先へと走って行く。


「ミライ!待って!!」


 ヒカリの叫びも虚しく、どんどん遠くなっていくミライの背中。


「ずっと一緒だって約束したじゃない!置いてかないでよ……」


 ―― 私を一人にしないで……。





「……よぉ、?」


 意識を取り戻したヒカリは、悪魔の呼び掛けよりも、つい先程までとはまるで違う現状に戸惑った。

 瓦礫で埋め尽くされた大広間は阿鼻叫喚の光景で、兵士や救護班達が慌ただしく駆け回っていた。


「なっ……何があったの?」

「何者かによって砲撃をくらったんだ」

「そんな……。リタとヘクは無事なの?」

「さぁな。その前に自分の心配をしたらどうだ?」


 そう言われて、自分が左足に怪我を負っていることに初めて気づいたヒカリ。

「だ、大丈夫。この程度なら魔法で治せるわ」

「そうか。それならなるべく早く治して、そこから移動してくれると助かるんだが」


 その言葉にヒカリはハッとした。

 悪魔は数トンにも及ぶであろう大きな瓦礫の山を、ヒカリを守るようにその身一つで支えていた。

 一瞬の出来事に、流石の悪魔も無防備な状態だったのか、身体中から出血が見られる。

 

「あ、悪魔……」

「いいから早くしろ」


 慌ててヒカリは回復魔法「天使の歌声イエローマリー」を唱えた。

 しかし、詠唱先は自身ではなく、悪魔の方だった。


「なるほど、いい案だ!」


 スパン!……パラパラパラ……

 

 傷が癒えた悪魔は、常人には見えない程の手捌きと尻尾捌きで、瓦礫の山を文字通り木端微塵にしてみせた。

 

「ふぅ、スッキリした」

「……あんたの姿、初めて見たわ」

「お前、オレが無敵だとでも思っているのか?」

「だって、神を殺してるし……」

「……あのなぁ、勘違いするな。オレだって相手次第じゃ傷も負うし、致命傷も避けられない事だってある。それにいつかは死ぬぞ」

「そ、そうなんだ……知らなかった」

「まぁ今回に関しては不意打ちとはいえ、オレに油断があったのが悪かったな。それにもあの状態じゃ、流石にお手上げだ」


 ヒカリは自分が思っていた以上に時間が過ぎていた事、そして、その間ずっと悪魔に守られていた事に困惑した。


「……なんで?」

「あ?」

「なんでそうまでして私を庇ったの?放っておけばよかったじゃない!私にまで言われたのよ!?」

「……約束だからだ」

「えっ?」

「「お前を死なせないように努めよう」」

「…………あっ!」

「思い出したか?」

「……うん」

「まぁそういう事だ。それに、は間違いじゃない。情けない話だが、オレは未だに善悪の区別がつかん。まだしばらくはヒカリおまえの助けが必要だ」


 アンティに委ねられた、大きな決断。

 リタとヘクとの決別。

 

 知らず知らずの内に、リーピ村の時と同様、ヒカリは行き場のない感情を悪魔に八つ当たりしていた。

 そんな自分ヒカリを悪魔とは思えぬ程、悪魔は純粋に信じてくれている。

 それに今回だけじゃない。ピンチの場面で悪魔はいつも自分ヒカリを助けてくれた。


 ―― 悪魔と同じように、私も悪魔を必要としている。


 ヒカリがその事に気づいた瞬間であった。



「……い!おい!聞いてんのか?」

「えっ?き、聞いてたわよ!バカ悪魔!アホ!陰キャ!」

「……なんで罵られなきゃいけねぇんだよ」

「と、とにかく!リタとヘクを探さなきゃ!」

「いやまて、何か始まるぞ」


 悪魔がそう言った次の瞬間、アンティの声がデーオスの魔法によってアマルティア全土に響き渡った。


【皆の者も気づいただろうが、先程アマルティア城は反乱軍からの砲撃を受けた。幸いにも死亡者は出ておらず、負傷者も少ない。城内にお越しくださった各国の方々は、無事に国外へと避難させることに成功した。そして、私と弟、妹も無事である!】


「リタ……ヘク……よかった……」


【しかしだ!停戦中にも関わらず、開戦の合図を待たずして、さらには兄妹の再会を祝した宴の最中さなかを狙っての砲撃だ!これを卑劣と言わずしてなんと言う!】


「そうだ!そうだ!」

「汚ぇぞ反乱軍!」

 城下町の方から民衆達の怒号が聞こえてくる。


【皆の者、昼間の私の演説後に見せてくれた、あの雄々しき姿を忘れてはいないだろうな?共に奇跡を起こそうと誓った、あの姿を……】


「ちょっと待って……これって……」

「あぁ、もう止まらねぇだろうな」


瞬間とき!武器を手に取れ!敵は西にいる!】


【ウオオオオオオオオ!!】


 城下町の方から一斉に怒号が聞こえた。民衆がついに群れを成して反乱軍へと牙を剥いた瞬間だった。

 何万人もの参加者が地響きを立てて西へと進んで行く。未だアマルティア城内にいるヒカリと悪魔の元にも、その振動や雄叫びが伝わってくる程だ。


「どうしよう……このままじゃ大勢の人が死んじゃう……」

 ヒカリは頭を抱えた。

「……そろそろオレの出番か?」

「ダメ!それじゃあ何も変わらないじゃない!」

「じゃあ黙って事の顛末を見届けるってか?」

「それもダメ!……何か……何かあるはずよ……こういう時、シーア先生なら……」

「……オレが言うのもなんだが、ヒカリおまえにとっての「善」とは何だ?」

「それは……困っている人を助ける事よ」

「じゃあ、この戦争のせいで色々困っていた民衆共に加担して、この戦いを終わらせれば、善行になるんじゃないのか?」

「それは違うわ!反乱軍の人達も、理由はどうあれ懸命に生きているのよ?」

「それなら、反乱軍に加担するか?」

「そんな事したら、アマルティア国民のほとんどが路頭に迷ってしまうわ……」

「……ダメだ。オレにはさっぱりわからん」


 ヒカリは自分の発言が矛盾している事を重々承知の上で、会話をしていた。

 悪魔との出会いをきっかけに、改めて「善と悪」の定義を考えさせられてきたヒカリ。

 自身の生きる原動力とも言える、「ただ、目の前の困っている人を助けたい」という気持ちが、善悪の区別を鈍らせているという現実と、日々葛藤してきた。

 そんな大きな問題の答えを、現在いまこの窮地に立たされた状態で出せるはずもなく……。


「……もう……どうしたらいいのか……わかんないわ……」


 ヒカリは頭の中が真っ白になり、顔色も悪く、うつろな瞳で、その場にへたり込んだ。


「おい、なんだよ、しっかりしろ!」

 悪魔の声も虚しく、ヒカリは糸の切れた操り人形の様に、返事をすることも無く、ただただ呆然としていた。


 ―― その時だった。


「あっ!見つけた!おーい!」

「ヒカリお姉さーん!悪魔さーん!」


 瓦礫の上をピョンピョンと駆け寄ってくるのは、リタとヘクだった。

 しかし、様子がおかしい。

 綺麗に着飾られていた服がボロボロなのはまだ理解出来るが、後ろから追いかけて来ている兵士達は、鬼のような形相で2人を捕らえようとしているように見える。


「あ、悪魔ぁ!後ろの……兵士達を……ゼェゼェ……なんとかしてくれぇ!」

「ハァハァ……お、お願いしますぅー!」

「おい、ああ言ってるが、いいのか?」

 ヒカリは放心状態のままで、返事をする気配すら無い。

「チッ、しょーがねぇ」


 自我の崩壊を起こしたであろうヒカリに対して、少し苛立った悪魔だが、ここはヒカリの言いつけを守る形で、リタとヘクを追う兵士達目掛けて魔法を唱えた。


黒山羊の聲サイレントソング


 その魔法は悪魔の掌からとなって、リタとヘクをすり抜け、兵士達に直撃した。

 すると、もの凄い剣幕だった兵士達の表情が一瞬にして緩み、白目をむいたかと思うと、全員がその場に倒れ込んだ。


「ゼェゼェ……こ、殺しちまったのか?」

「アホ。よく見ろ」

「ハァハァ……ね、眠ってる?」

「この魔法はオレの性格とは合わねぇから、あまり使った事が無かったんだが、うまくいったらしい。おそらく丸一日は眠ったままだろう」

「た、助かった……ありがとう悪魔!」

「ありがとうございますぅ!」

「礼ならいらん。それより、何でお前らは追われてたんだ?」

「そ、そうだった!オレたち、デーオスとかいう……あ、悪魔に会ったんだ!」

「そいつのことならヒカリこいつもオレも知っている」

「それだけじゃないんだよ!そのデーオスって奴が、と……を話してるのを聞いちゃったんだよ!」

「そ、それで、ヒカリお姉さんと悪魔さんに相談しよう……って」

「ヒカリお姉さんねぇ……」


 そう言うと、悪魔はヒカリに目線をやった。

 リタとヘクも、それに釣られるように目線を移したが、瞬時にだということに気づき、慌ててヒカリの元へ駆け寄った。


「どうしちゃったんだよ!ヒカリ姉ちゃん!しっかりしろよ!」

 リタはヒカリの両肩を激しく揺さぶった。

「…………あ……リタ……?」

「そうだよリタだよ!隣にヘクもいるぞ!」

「ヒカリお姉さん!ヘクです!」

「……へ……ク……?」


 2人を認識することは出来たようだが、ヒカリの表情は相変わらず無感情のまま、心ここに在らずの様相であった。


「あ、悪魔さん……一体何があったんですか?」

「……こいつも色々抱え込んでたんだろう。ついに限界が来たみたいで、このザマだ。……まぁ責めてやるな」

「そ、そんな……。あんなにいつも明るくて……かっこいい……ヒカリお姉さんが……」


 バチン!


 突然リタがヒカリの頬をぶった。

「どうしちまったんだよヒカリ姉ちゃん!……ちゃんと返事くらいしろよ……いつもの……いつものヒカリ姉ちゃんはどうしたんだよ!」

「おい、責めてやるなと言ったばかりだろ」

「ヒカリ姉ちゃんは……恐くて、口が悪くて、意地も悪くて、ハラー馬鹿で……」

「ガキ、それ悪口しか言ってねぇぞ」

「でも!オレはヒカリ姉ちゃんを、本当の姉ちゃんみたいに思ってた!」

「わ、私もです!ヒカリお姉さんが、ホントのお姉さんになったらいいなって……ずっと思ってました!」


 2人から初めて語られた想い。

 しかし、ヒカリは茫然自失のまま、頬を痛むそぶりも見せずに、項垂れたままだった。


 バチン!


 今度はヘクがヒカリの頬をぶった。

「えい!えい!えい!」

 バチン!バチン!バチン!

「ちょっ……ヘク、やり過ぎじゃ……」

「違うもん!ヒカリお姉さんじゃないもん!」

 泣き喚きながら、尚もビンタを続けるヘク。


 バチン!バチン!バチン!…………。


 もう何度ぶったのだろうか。ヘクの手は腫れ上がり、ヒカリの顔も真っ赤に腫れ上がっていた。


「……おい、メスガキ」

「ぐすんっ、な、なんですか?」

「お前、ちょっとおもしれぇ奴だな」

「は、はい?」

メスの顔見てみろよ……。お前のビンタで……ぶ、ブサイクに……ハッハッハ!」

 珍しく笑い声を上げる悪魔。

「い、言われてみると……確かに」

 リタもゲラゲラと笑い転げた。

「ヒドイです!……いや、ヒドイことしたの……私なんですけど……。女性の顔を見て……笑うなんて……プフッ」

 ついにはヘクまで笑いだし、悪魔と双子はヒカリの腫れ上がった顔を指さして爆笑した。


「アーッハッハッハ!」

「…………い」

「ゲラゲラゲラ!」

「…………おい」

「キャッキャッキャッ!」

「…………あんたらねぇ!」


【なに人の顔見て笑ってんのよぉぉぉ!!】


 そう怒鳴り声を上げると、ヒカリはで、悪魔と双子を睨みつけた。


「悪魔!ブサイクってどういうことよ!」

「鏡を見ろ、鏡を!」

「リタ!悪口ばかり言って……もっと褒める所あるでしょ!」

「いや、その……」

「ヘク!あんたやり過ぎよ!よくも私の美しい顔を……」

「ご、ごめんなさい!」

「でも……ありがとう。みんなのおかげで正気に戻れたわ」

 そう言いながら、ヒカリは魔法で自分の顔の腫れを治し、深々と頭を下げた。


 いつものヒカリに戻ったと確信したリタとヘクは、顔を見合せ笑顔になった。


「おい、はどうでもいい。これからどうするんだ?それにガキ共の言う、とんでもない事ってのも気になるな」

「そんな事って……あんたねぇ」

「いや、悪魔の言う通りだ!あのデーオスとかいう奴が、王様……いや、兄ちゃん……アンティ?」

「お……お、王兄さん……?」

「ヘク上手いこと言うなぁ!それだ!王兄ちゃんだ!」


 まだ対面してから間もない事もあってか、双子は兄の呼び方一つにやたらと拘った。

 

「呼び方なんてどうでもいい。早く要件を言え」

「そうだった!オレたち2人は被害の無かった玉座の間の隣の部屋に避難してたんだけど、壁越しにデーオスが王兄ちゃんに言ってた言葉が……」

 

 これまでスラスラと喋っていたリタが、突然固まってしまった。

 

「えっ?どうしたの?続きを聞かせて?」

「……あれ?忘れちゃった」

 

 ヒカリは伝統芸能として古来より伝わる「ズッコケ」をやって見せた。

 

「わ、私はちゃんと覚えてます!」

 ヘクは拙いながらも、必死で自分たちが聞いたデーオスの言葉を、ヒカリと悪魔に伝えた。


 それを聞いたヒカリは、リタとヘクの背筋を凍らせる程、今までに見たことも無い、冷たい表情へと変わった。

 そして、すぐさま無言で玉座の間の方へ、早足で向かって行った。



 悪魔も何か意味ありげな言葉を呟くと、ヒカリの後を追った。


「……ど、どうしちゃったんだ?ヒカリ姉ちゃんと悪魔……」

「たぶん……だけど……ヒカリお姉さんと悪魔さんにとっても、だったんじゃないかな?」


 2人はデーオスの言葉が何を意味するのか薄々感じてはいたが、考えることを止めて、とりあえずヒカリと悪魔を追うように駆けだ出した。

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