46.いつもの海と空
海はいつもすぐそこにあり好きだけど嫌いだった。空はどこにいても頭の上にあり深く思うこともなかった。だからずっと先の星と宇宙に思いを馳せては妄想空想おとぎ話で心を満たし僕を繋いだ。あれからたくさんのものがなくなり代わりにいくつかを手にしても特別なんてない、そんな毎日のいつもの帰り道。午後6時の車窓に必ず映るいつもの海と空はどうして今こんなにもぎゅっと僕の心を掴むのだろう。不思議。不思議で愛おしくてとても優しい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます