28.present
初夏のある日、雨の雫がきらめく朝に君は生まれたと聞いた。10回目のその日には空色のくまの人形を2人で一緒にもらった。20回目のその日には大粒の涙で目には見えない手紙を何枚もしたためた。30回目のその日には君の好きだった花を一輪だけ贈りたい。40回目のその日には僕がそちらへ行こうと思う。再び会えたなら君は怒らず、悲しまずこんなばかな僕を優しく許してくれるだろうか。
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