27.かけた真実
僕は作品に人生の全てを懸けた。とても素晴らしいものが描けた。しかし僕の理性はひどく欠けてしまっただろう。あの日から誰にも見つからないよう、真実にはずっと厚めの毛布を掛けたまま。だけど作品は海を飛び越え世界中を駆けて、僕は瞬く間に成功者となった。もしかして最後の時にマミが僕に幸運のまじないでもかけてくれたのかな。
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