三女スクルドの専門用語解説 VOL.2
わっはっはっはー!閲覧ご苦労である!
久しぶりであるな。みんな大好き、運命の三女神の愛され三女ことスクルドであるぞ!!
新章になってからなかなか気になる用語が多く出てきたからのう、今回も余がばっちり解説していく!ありがたく思うのだな!
あ、御礼にお菓子くれたりしても良いぞ!!
◆◇◆◇◆◇
【エインヘル騎士団】
アスガルダムの保有する最大戦力で、「騎士」と呼ばれる階級に準ずる者達の組織じゃな。
騎士団長レオンハルト・シグを筆頭とした大陸随一の戦闘集団であり、主に国内で発生した魔獣事件の対処に当たっておるそうな。
騎士団の隊には種類が全部で三つある。
ひとぉつ! 『ブリュンヒルデ』
レオンハルトも属する最大規模の隊で、本隊と呼ばれておる。主に戦闘を担当しており、エインヘル騎士団が大陸最強とも言われる所以じゃぞ!
ふたぁつ! 『スコルグ』
騎士団における戦線確保、補給物資の調達及び運搬、偵察、アスガルダムにおける騎士団直轄の施設(依頼窓口、図書館、資料館など)の運営も担当しておるな。一番隊員が多いのはこの部隊じゃの!
みいっつ!『ラーズグリーズ』
魔獣や魔術の研究、保管、"有効活用"。またユグ教との繋がり、国内各地の孤児達の情報を収集しておる。騎士団の一つながら職務内容が騎士っぽくないせいで、あんまり人気がない部隊みたいじゃの。
以上の三大隊で構成されておるのが、エインヘル騎士団ということじゃな!
他にも暗部組織やら各部隊の語り終えてない要素もあるが、これもまたおいおい紹介しようぞ。急くなよ、みなのもの!
【魔素と四原色】
魔素とは万物に宿る力の源ともいえる、この世界を構成しておる基礎原子のようなものじゃな。
この魔素はエネルギーと言い換えてもよくっての、ヒイロが言ってた通りゲームのMPと同じような役割も兼ねておる。
より速く、より硬く、より鋭く、より強く。攻守速魔全てに関わっておる要素だからこそ、熟練の武芸者ほど魔素の扱いに長けておるのだな。
また、魔素には属性があり、全部で六種類ある。
その六種類の内の四大魔素を『四原色』と呼んでおるようだの。
それぞれ『火属性』→『赤』
『水属性』→『青』
『風属性』→『緑』
『土属性』→『黄』
と、こういう色分けで呼称されておる。
属性には相性があり、下の図のように矢印の向いてる方の属性には有利じゃぞ!じゃんけんみたいなもんじゃな!
※赤は青に強く、青は緑に強い。
赤
↗ ↘
黄 青
↖ ↙
緑
【魔術】
魔術とはそのまま『魔素』を扱う為の『術』のことであるな。四原色に対応した魔術もあるし、他にも汎用属性の『白』、魔獣達が扱う『黒』もある。
さて、魔術といってもポンと念じるだけで発動はせぬ。魔術を発動させるには、必要なプロセスと補強要素が存在する。今から説明していくので、耳をお掃除してよく聞くのだぞ!
魔術において大事なのは呪文と触媒だな。
魔術とは伝承や伝説、神話が元となって作られておるから、魔術ごとの呪文と触媒も伝説や神話をなぞった内容になっているものが多い。
例えば、赤の下級魔術に『イフリートの爪』というものがある。これをそれぞれ分解して説明すると⋯⋯
────────
・魔術名
『イフリートの爪』
・呪文
『燃やせ、燃やせ、赤のはじまり』
・触媒
火を用意すると、効果が増大する。(蝋燭の火、カンテラの火、燃える松明など)
・魔術効果
炎を現出させる魔術。
────────
つまり触媒たる火のついた蝋燭を手に『燃やせ、燃やせ、赤のはじまり』と唱える。その後に『イフリートの爪』と魔術名を発すると、炎を放出することが出来る感じだの!
あ、あと、呪文と触媒が大事とはいったが、優れた魔術師の中には呪文や触媒を省いて魔術を唱えられる奴もおるぞ! いわゆる詠唱破棄ってやつだな!
だが最上級魔術はどれも触媒や呪文を欠かしては発動しない。その分、とんでもない威力を誇るものばかりだから、お披露目の際は是非とも刮目するのだぞ!
あと四原色魔術のそれぞれの特徴もまとめてみた。
ざっくりでよいから覚えておくと良いぞ!
・火属性の【赤】
『火炎』『発光』『光線』など攻撃的なものが多く、破壊性に秀でておるの!
・水属性の【青】
『流水』『回復』『氷結』など応用性があり、環境次第では重大な成果を発揮する事もある属性だ!
・風属性の【緑】
『疾風』『雷鳴』『阻害』など広範囲とデバフが主じゃな。主導権を握るに長けた魔術属性ともいえる。
・黄属性の【黄】
『大地』『引斥』『豊穣』など汎用性に長けておる故に、王道な砲台火力としても、テクニカルな使い方も出来る属性である!
こんな感じじゃの!
うむ、わかりやすい。流石は余である!わっはっはー!
【ユグ教】
アスガルダムにおける一部で支持されておる信仰思想の名前だの。
賢しくあれ、強くあれ。
戦士を祈る者であれ。
空へと譲った魂に、祈り絶やさぬ者であれ。
というのが基本の、闘う者を称賛する宗教と思っておれば大体あっておるぞ!
サーガやエッダを聖書とし、戦いに殉じるものたちを信奉する。愛するものの為に闘い死ぬ、その滅びの美学を良しとする、ちょっとイッちゃってる感じの思想でもあるの。
信者は羽飾りのバッジを胸元に付け、司教や神父は羽飾り付きの司教帽を被っておるのが特徴だな。各地に教会が立っておるのだが、これらは孤児院を兼ねてることも多いとか。
また、熱心な教徒をユグリストと呼ぶそうだぞ。クオリオの家系であるベイティガン家もこのユグレストであるな!
◆◇◆◇◆◇
ふいー、今回はこんな感じだな!
なかなかに重要な設定が目白押しだったからの、余は疲れた。みんなもよくぞついて参った、褒めてつかわすぞ!
さて!仕事も一段落終わったとこで⋯⋯ご褒美の時間じゃ!
さあ!お菓子を余に捧ぐのである!さあ!さあー!
ふぇ、ウルズ姉!? なんでここに⋯⋯え!ご褒美お預け!?何故じゃ!?え、じあん発生するかも?!それに多分用意されてないじゃと?!そ、そうとは限らんであろ⋯⋯うわわわ引っ張るでない!
おのれ、おのれええええええ!! 次の機会には必ずやあぁぁぁぁ!! うわぁぁぁぁぁん!!!
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