第6話 バカンス中の死闘 Aパート~青い空、白い砂浜~

 コンシャスとの闘いを終えた僕らは、海に遊びに来ていた。

 最近できたという南のリゾートアイランド・来明島。そこにハツネさんとリアナと一緒にGVの慰安旅行しに来たのだ。

「司令たちも来ればよかったのに……」

「仕方ありません。彼らは防衛の立場。まだ敵が残ってるというのに気を抜くわけにはいきません」

「ま、とは言っても後2人なんだけどね」

 そういうリアナがギュッと僕に身体を寄せてくる。

 ムニュゥ……ッ!

「ッ!」

 胸が……大きいッ!

「まさかイザベラまで倒しちゃうなんてね……こうなれば後二人はイザベラと同格、だからGVも大分見通しも明るくなったと思うわ。まぁ、ダーリンもすっごく頑張ったもんねぇ♪ ふふ、よしよし♪」

「うぉおおお……ッ!」

 だ、駄目だリアナさん、そんな胸を押し付けちゃ、僕も男なんだからぁ……ッ!

「――ふんっ!」

「あでっ!」

「そんな女に鼻の下を伸ばさないで下さいッ! ――あなたには、私がいるでしょう」

 ムニュゥッ……!

「うぉおお……ッ!」

 こ、こっちも中々……じゃなくてッ!

「ハ、ハツネさん、駄目だ、ぼ、僕らは健全なパートナーなんだから、こんなこと……」

「ダメです。勇は私とずっと一緒にいるのです。だから絶対離しませんッ!」

「あぁ、言ったなぁ? ならあたしだって絶対離さないんだからねぇッ!」

 ムギュゥウウ……ッ!

 ムギュゥウウッ……!

「ウォオオ……オオオオオォォッ!」

 だ、駄目だ、二人とも……そんな胸の柔らかいものを押し付けたら、僕は、僕はぁ……ッ!

 プシュゥウウウウウ……ッ!

「ッ、勇!?」

「だ、大丈夫!?」

 ……大丈夫、じゃありません。

 そうして僕は、しばらくパラソルの下で休むことにしたのでした。

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