第30話 【番外編】特殊形式キャラ紹介
メタ的な何か
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Side
え? 自己紹介? 今更?
私一応主人公なんだけど……いいからさっさとやれ?
……まあ仕方ないか。
私の今世でのリアルネームは
語呂もいいし、どことなくオサレだよね。両親はセンスあると思う。とは言っても、この名前で呼ばれるの番外編とか川内と絡む時だけじゃん?
私としてはもっと強調したいんだけど、あくまで話の本筋はVtuberだもんね。大人の都合ってことで満足するよ。
そして、Vtuberの名前が
この名前もなかなかシックリ来るんだよなぁ……。
最早本体、とか言われそう。
でも気づいている?
一度も『琥珀』って下の名前で呼ばれたことないんだよ?
いや、分かるよ? 花依の圧倒的使いやすさ。でも、いいじゃん少しくらい。若干距離感じるよ。待てよ……? 照れてるだけ説があるね。
ゴホン……。
前世はまあ、ただの社畜だったね。
今になって思い出すことはそんなにないけど、ひたすら仕事に追われて夜中に帰ってきて倒れ込む毎日。
たまの休日に、溜まってる推しの配信を消化する。
酷い毎日だなぁ、とは言えるけど、当時の私は推し活さえできれば比較的満足に過ごしてたかも。これが染み付いた社畜根性……! いらない!
それが生まれ変わったら美少女なんて誰が信じるのやら。
『濡羽色の肩ほどまで切り揃えられた艶やかな黒髪。ぱっちりと大きい瞳に、綺麗なまつ毛。頬はふっくらと色づきがよく、常に微笑を浮かべた口元は整っている。
スタイルは抜群。くびれも体全体のバランスも比率が整うように鍛えた。
おっぱいもバインバインである。』
↑3話引用。
全てがパーフェクトな感じ。
でも、周りの顔面偏差値が異常なせいで然程誇れなくなってきてる私がいるんだよね。何この美少女率。天国かよ。
別に私は面食いじゃないし、どんな外見をしていても態度を変えることなく堕とす。
川内もなぁ……親友だから我慢してるけど反応が可愛いせいで堕としたくなってくるよ。若干堕ちかけてる気もするんだけどね……。耐えろ川内!
……こんな感じでいい?
は? ある程度のキャラ紹介しろ?
……まったく。
これがメタ的世界観じゃなきゃ帰ってるよ、私。
☆☆☆
私のリアルワールドでの唯一無二の親友だね。
川内曰く、どこにでもいそうな外見埋没モブ女、とか言ってた。そこまで卑屈になる必要はないんだケド。
サバサバした性格で、歯に衣着せぬ物言いはサッパリしていて気持ちいい。敵は作りやすそうだけど、気遣いも空気も読めるから争い事には発展しない。
少し卑屈なところが残念だから、少しは自分に自信を持ってほしいところ。
褒め殺しにすれば自信持つかなってこの前思ったのに、ただ顔赤くして照れただけだったからね。
思わず完堕ちさせそうになった。
満更でもないのがどうもチョロいというかなんというか。
あとは何故かイケメンが嫌いだね。
理由聞いても「生理的嫌悪」としか言わないし、何か理由があるとは思うんだけど、もし川内がイケメンと付き合ったら嫉妬しそうだから理由までは聞かないようにしている。
ま、私の大事な親友かな?
☆☆☆
イケメン百合スキー。
え、これじゃダメ?
最早それが全てだよ???
……うーん、まあ私がイケメンが百合好きだって知った理由は単純に百合小説(私既読)を読みながらクラスメイトの女子を眺めてニヤリとしてたからかな。
傍から見たらキモい以外何者でもないけど、数少ない同志だし、絶対に間に入ってこない安心感がある。
あれ、自分の世界で完結してるもん。
何が何でも邪魔しないよ。
むしろ不可抗力でも邪魔したら舌噛み切ると思う。
☆☆☆
全智さん。
ここからはVtuber世界の話かな。
『身長は低めで胸も慎ましいが、どこか醸し出す大人の色気があった。
だらしないヨレヨレの無地の白Tとホットパンツを履いた全智さんは、控えめに言って最高──エロ──シコ──すごかった。』
↑3話引用。
初対面はかなり衝撃的な出会い方だったけど、リアルの姿は凄まじく可愛かった。妖艶ロリ美少女最高。
私の性癖にもドストライクだからね。
クール系ロリ美少女をデレさせるっていう私の性癖が。
……それなりに抱えてそうだったから、ミュートドッキリ以降は堕とすことに力を入れつつも、助力をメインにしてた。
そしたらいつの間にか堕ちてた。
いや、料理が何らかの琴線を刺激したのは反応で分かった。
だけども、それ以上深く突っ込むことはマナー違反だ、って思ったからこそアフターケアのみに努めた。
私にとっては妹のような、娘のような。
それでいて、時折見せる大人っぽい色気と発言にはドキリとしてしまうものがある。
何が言いたいかって?
ド チ ャ ク ソ カ ワ イ イ 。
☆☆☆
ツナちゃんこと、漆黒剣士ツナマヨ。
名前の出オチ感半端ない呆気なく堕ちた人。
妄想癖に悩んでいたところを私に救われて堕ちたんだよね。……私が自分で言えるくらい堕ちた理由と時期が明白なのは君だけだよ。
コミュ障陰キャなのはともかく、根っからのイジられキャラだね。そして愛されキャラでもある。
何が起こってもどうしても憎めない。
軽快なツッコミと全力の叫びは、さぞや多くの人を虜にしたに違いない。
自分に少しの自信を持ったツナちゃんが出来上がったのは、確かに私のお陰かもしれない。
それでも一歩を自分の足で踏み出したツナちゃんのことは、本人には言わないけどそれなりに尊敬していたりする。
言ったら調子に乗るから絶対言わないケド!
『私より少し身長が高く、白のハイネックとグレーのカーディガンでシンプルなトップスに青のプリーツスカートを履いている。
涙でぐしゃぐしゃになった顔を見ても、顔立ちは整っている。私程とはいかないまでも、十分すぎる美少女だ。』
↑14話引用。
黒髪ロングの高身長普通おっぱい陰キャ、というなかなか属性が盛沢山なんだよね。
そして二期生の最年長でもある。
立って抱かれたら私の顔におっぱいが当たる。
なんて言うんだろ……感触がいいんだよね。
え、ツナちゃんの印象?
おっぱい。
☆☆☆
クラちゃんこと、クラシー。
最も手のかかった頑固者だねぇ……。
堕とすプロセスは相当の時間を要したし、途中で私の心が折れかけてツナちゃんに叱咤激励を食らうこともあった。
でも、この一連の流れは、私の成長も含めて必要なことだったと思う。
過去にトラウマがある。
それだけは分かってる。それ以上は聞く気はない。
別に話してくれるなら聞く。
でも、私から聞くのは何か違うんじゃないかな、ってずっと心に染み付いている問題だ。
まー、あのツンデレには色々と苦渋を飲まされた……なんちって。それもクラちゃんの魅力だからね。私は好きよ。
『対する女性は、赤色のワンピースを着た美人だった。
赤髪赤目。見る限りハーフっぽく、身長は低くツインテールがよく似合っている。
これまた美人────でっっっっか。』
↑13話引用。
クラちゃんの外見だけど……連続でおっぱいのことしか言ってないな、私。
いや、でもクラちゃんは二次元並みの大きさだから、さすがの私も驚く。ツンデレツインテール低身長爆乳とはこれ如何に。
社交性はある方ではある。
ただ、極度の方向音痴なのがネック。なんで都内に住んでんだろ、って思うけどきっと何かの理由があるんだろうね……知らんケド。
んー、つまり。
ツンデレ最高。
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