Let´s working

登場ネームド一覧

No.1「」

No.112「」


Co-5「」

Co-6「」

Co-7「」


量産機名称一覧

∞「」



------------------------------------------------------------------------------------------------クリアスタが自信を持って創り出した、僕の持ち主が決まった。

主催者が小槌を勢いよく振り抜き打撃したのがぼくの持ち主が決まった合図になる。


Co-5「世界を覆すほどの財産を積まれました」


Co-6「さて、終盤からは最高提示金額は伏せられておりましたが」

Co-7「クリアスタ社製 G.o.D No.112を競り落としたのは・・・」


モニターに表示された金額で、人によって理解が一瞬であったり、長考した者もあれ、どこに輸送されるかは視聴者は理解した。


「落札したのは、インフィニティだってさ!」


世間の話題は、最高のフィナーレを迎えた。日本のインフィニティ社が競り落とした以上は、今後の活躍も国内で見られるはずだと期待感が高まっている。


過熱する報道現場へ更なる燃料を投下できてなによりだよ。

ぼくにも本当に仮の人間だったころに獲得した感情というものが残っているんだろう。


感動の対面だね。ぼくはもうあなた方をよく知ってるけど、ぼくもきっとオイルを目から噴射すれば喜んでくれるかな。


そんなことを考えながらHDDの中でおとなしく待機していた矢先、ぼくの専用の初代ボディパーツにインストールの工程が開始された。

ちなみに僕のデータはどうやってもコピーが出来ない感じなんだ。


クリアスタの電子署名が無いと、ぼくは動けない仕様に予め創られているから。

これに加えて、持ち主の命令には基本的に反抗が出来ない。多少の意見の裁量は認められるが、それも持ち主との協議の末、調整されるステータスになる。


メルシお母さん、ラグロお父さん。

物語みたいに全て都合よくは進まないのが世界だって仮の人生ではよく口癖にしてたよ。


感動の初対面になった相手のロボは、インフィニティの自動式の機械たちだった。


∞「端末からNo.112 固有人格データを第一世代のボディへ送ります」


実は、ぼくはこっそりこのボディに自分で入ってるんだよね。だから身体の動かし方だって理解してる。


はじめてボディに入ったという演技をするチャンス到来だね。

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