第788話 登場人物紹介と補足説明 ①
注)蛇足、読まなくてもOKです。
☆登場人物紹介☆
現在の主人公が大凡把握している内容の為に、誤情報も混じっています。
つまりオリヴィアが知っているつもりのお話です。
①氏名、年齢、種族名
②容姿、身長
③知りえている事、補足
***
①オリヴィア(通称ヴィ)
推定 50歳前後(大陸基準年齢で言う徒弟年齢=十四、五才の少女)
精霊種
②琥珀色の髪と瞳。その髪は直毛で腰より下の長さ。
肌色は北部人らしく青白い。
現在は呪いの為に、額から頬にかけて紺色の蔓薔薇の紋様が細かく浮き出ている。
その誓約紋は全身に及ぶ。
身長は1パッス前後(本人談)
注)1ペデ=30センチ
5ペデ=150センチ=1パッスという単位換算です。
③北方辺境伯の直轄地の村で育つ。
孤児という身の上だが、村長の元で狩人の暮らしを学ぶ。
同じく辺境伯家にて、高等教育並の知識を与えられる。
その生まれと境遇は、本人にも謎ばかりだ。
性格は頑固一徹。
外見とは真逆の実に強情ぶり。
腹が決まると図太い。
好物は、果物。
弓と短刀の扱いが巧みで、投擲針の技術も本人が思うより高い。
現在はグリモア、守護者の書である魔導書を内包している。
***
①ウルリヒ・カーン・バルドルバ(通称ウル)
注)直属隊ではカーン、対外的にはバルドルバ卿呼び。
オリヴィアはカーンまたは兵隊の主としての意味で、旦那と呼んでいます。
彼の名前は現在のオリヴィアが知っている範囲の物です。
年齢は教えてもらえませんでした。
サーレルより二つ年上です。
獣人種・重量獣種(擬態を解いた後の体の重量に由来する種類識別名)
特殊な血統を引き継いでおり、身分は大貴族・大領主らしい。
オリヴィアの認識としては、高貴?お金持ち?へぇ〜っていう位の認識。
付き合いが長くなり、彼女自身が問題を抱えている為に、色々と誤認している疑惑もある。
②白い瞳をしている。
朝焼けの薄い緋色のスジが大理石の模様のようにはしっている。(オリヴィア談)
この珍しい瞳は、南方の苛烈な陽射しには弱いが、暗視能力は獣人の中でも群を抜く。
短髪、浅黒い南部人らしい肌色。
剣闘士らしく筋肉質で伸びやかな体をしている。
擬態を解いた時の毛並みに毛髪は準ずる為、灰色から紺、黒の何れかの色味になる。
現在は両肘から手先にかけて、オリヴィアと同じ誓約紋がある。
身長は2パッス弱(オリヴィアを片腕に乗せられる)
獣人としても高身長。注)あくまでも人型の時
③南領南部西、最下層地域出身。
現在は中央軍直属隊所属。
広大な領地を複数所有する大貴族。
疫病浄化後、中央政府から監視、獣人王家からは管理の者を入れて、領地運営中。
本人は浄化作業のあらゆる責任をとり、中央軍への奉仕をしている。
同じ理由により第八軍団長から退任、直属隊となる。
剣闘士という奴隷民兵時代からある兵種から出発している為、好んで両刃の大きな剣を使用している。
因みに駄目にした剣の代わりに頼んだ新規の物は6ペデ。(オリヴィアより大きい...)
性格は見た目より寛大で長男気質。(重要・これはオリヴィアのみの私見です)
甘味が好き?
***
①サーレル・ゲルティア
ゲルティア補佐官と役職名で呼ばれる事もある。
軍団長地位同等の役職に着いている物には、参謀将校五名と元老院監視員一名がつくのが規定。
サーレルはその元老院からの監視となっている。
実情は南部貴族派、つまりカーンと同じ派閥の者で監視じゃなくて諜報活動支援をしている。
獣人種・準重量。
年齢はカーンより二つ下。
②金髪で以前は肩口まで長さがあった。
トゥーラアモンで燃え、現在は短髪。(生えて良かった!本人談)
瞳の色は、茶色が交じる緑。
暗い色なので時々黒っぽい(変化できるので色味は不明)
他の仲間より威圧感が無い。
肌色も白いので北部人に見える。
身長はカーンの肩口ぐらい。
③いつも穏やかな外面をしているが、内面は辛辣。
幼少期は、美人の母親を守る健気な子供だったが、現在は図太く得体のしれない立派?な大人になった。(カーン談)
元々、カーンと同じ傭兵団で金を稼いでいたが、中央軍へ一緒に移籍。
知識能力を買われて元老院へ更に移動。
浄化作戦時に志願してカーンと共に故郷を焼く。
因みに元老院監視員とは、軍事活動の安全弁である。
極端な行動や思考を制御するための人員だ。
具体的には、軍団長の補佐五人の答えがYESという場合、必ずNOと発言する役割である。
諜報活動は本来、その監視が主目的であるが、支援者がそもそも南部貴族派の元老院議員であるため腹黒は自由を満喫している。
得意な武器、好きな物は..毒物。
***
①イグナシオ(イグナシオ・ニーチ・コルセスカ←本文では非出)
軍内ではナシオと呼ばれる事が多い。
中央軍では顔が広いというより、知れ渡っている。
狂信者、爆殺魔、神の国の人等、通称がある。
大凡が好意的なのが不思議(仲間談)
獣人種・重量獣種。
サーレルと同年。
②黒みがかった赤い髪。
瞳は焦げ茶に金色が散っている。
肌色は南部人らしい浅黒い肌。
引き締まった細身の男で見た目より筋肉質。
身長はサーレルと同じぐらい。
③癇性で寡黙。ただし興味のある事には多弁。
浄化時に全てを失う。
この体験により、狂信的な神聖教信徒、炎の使徒団に入団する。
異端審問には反対の立場。
信仰と死の安らぎを否定する邪悪な存在を滅する事。
不浄な物事全てを焼く事が、彼のライフワーク。
ストッパーは神殿関係者か、物理的に意識を奪うことができるスヴェンやオービスが担当。
得意な武器は槍と火器全般。
好きな物、爆薬?
***
①モルダレオ・メルロス(通称レオ)
獣人種・重量獣種。
年齢は直属隊の中では二番目に年上。(一番年かさがオービス)
②黒い瞳と髪。
部族の入れ墨は背中にある。
黄色みがかった美しい肌をしている(南部でも珍しい)
身長は少し低めだが、手足が長い。
長身痩躯のイグナシオより厚みがある筋肉。
鼻の下に手入れされた髭を生やしている。
髪の毛はひとつに縛っている(ポニーテールじゃなくて侍風です)
③堅物で真面目、厳格な雰囲気。
怒らせると怖そう(オリヴィア談)だが、礼儀正しい子供(オリヴィア)への好感度は高い。
そして怒らせると怖そうではなく、怒らなくても怖いタイプ。
合理主義者でもあるので、男女年齢種族信仰の区別をせず、平等に物事を判断する。
つまり敵対者が何者であろうと、良心の呵責無く拷問できるサイコパス系の人。
同部族内の長の家系で宗教的主軸を担っていた。
現在、復興したカーンの領地に災禍を逃れた少数の同族を集めている。
何れ失いし部族の文化思想(精霊信仰)を復興させたいと考えている。
武器は剣と手斧。好きな物は酒。
登場人物紹介と補足説明 ②に続きます。
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