十八雨 「記憶」

何故か、分からない


「(┈┈┈┈…俺は....)」


「征四郎くんっ!?」


「ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ セイシロウッ!?」


「・・・・!」


"スウウウウウウ...... "


「せ、征四郎くん… … …??」


「ど、ドウしたノ?」


「(┈┈┈┈…雅...?)」


何故か、分からない


「("夢"—————  .. .. .


「お、オイ、征四郎くん?」


「ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ドウしちゃったのヨ」


「ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ  善波.....!


「あ、ああ」


突然、自分の目の前で洞窟の地面に倒れた征四郎が目を覚まし


自分の名前を呼んだ事に、善波はホッとした表情を浮かべながら


側へと駆け寄る


「(・・・・ここは....)」


「セ、セイシロウ、おきナイカラ シンパイしたヨ」


「(  ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ )」


「┈┈┈┈…一体何だってんだ?」


「(  .. .. ... ..


何故か、よく分からない。


「(雅___________)」


自分が何故ここにいるのか


「(あれは┈┈┈┈… … … )」


そして、何をしているのか


「(夢… … …?)」


何故か分からないが、とても、長い、夢を見ていた様な気がする


「(  ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ )」


"スウウウウウウ....


「征四郎くん┈┈┈┈…… 」


「("涙"┈┈┈┈┈.....?)」


自分の頬につたう冷たい感触に、何故か自分で驚く


「(  ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ )」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「しかし、驚いたぞ」


「ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ 結構長い間、俺は倒れていたのか?」


「イヤ、10プンくらいだったヨ」


「10分˛˛˛˛˛˛」


落ち着きを取り戻した征四郎は、Speakerの座っている場所から離れ


同じ洞窟内の座りが良さそうな場所で善波 そしてジャンと共に


先程起きた出来事について話す_____________


「You got inside the გადია,

(ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ アンタは、"გადია(カディア)"の中に入り込んでたのさ)」


「カディア┈┈┈┈…… ?」


"ヒョイッ"


三人の側の岩の上に座っていた少年。


「(確か、ヨプだとか┈┈┈┈…)」


「You got into გადია by Speaker,


 პუროა and had a dream for a while,

(アンタは、Speakerのპუროა(プロア)によってგადია(カディア)の中に入り、


 一時の現実と重なる、'夢'を見ていた....)」


「(カディアᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !)」


頭が落ち着いてきたのか、先程自分が見ていた夢の事を征四郎は思い出す


「(あの夢の中では__________ッ!? ┈┈┈┈…雅っ!?)」


「She's overthere

(彼女なら、向こうにいるよ)」


「ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ   !」


「(  .. .. ... .)」


「ど、どうしたんだ?」


「ミヤビが、キにナるノ?」


「いや┈┈┈┈┈…」


「ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ   ?」


慌てた様子に、脇に立っていた善波とジャンが征四郎に向かって


心配した様な顔つきを浮かべる


「("カディア"┈┈┈┈… … …)」


【綾音、待っててくれたんだな?】


「("尚佐"ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ   !)」


【ほら、少し大人しくしなさい┈┈┈┈… … …】


「(綾音___________?)」


【お母さま!】


「(ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ 雅、なのか … … …?)」


გადია(カディア)と呼ばれる洞窟の老人。'Speaker'が


見せた世界の中にいた自分が見知った人物に、征四郎は困惑した様に


夢の中の出来事を思い返す_____________


「(あれが、雅の世界なのか… … …?)」


「___________ ッ」


「お、おい、征四郎くん?」


「セイシロウ?」


「———~~~ッ」


「He should take a rest for a while

(少し、休んだ方がいいみたいだね)」


「ヨプᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !」


「He got into Cadia accidentaly,


 so he seems a little tired,

(いきなり、カディアの中に入り込んだから


 少し、彼は疲れてるみたい....)」


「そ、そうか、おい、ジャン」


「ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ そうネ」


「立てるか? 征四郎くん?」


「ああ___________」


"ズサッ"


「少し肩を貸すから、向こうまで行こう」


「ああ....」


"ザシャッ ザシャッ ザシャッ ザシャッ...


「(尚佐.. .. .. .)」


「向こうの方に、休める場所があるらしい」


「  ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ 」


「ちゃんと、ベッドとかアるノ?」


「┈┈┈…どうだろうな...」


「(・・・あの世界...)」


"ザッ ザッ ザッ ザッ..... "


「とりあえず、今日はまだ島に着いたばかりだ


 少し休んで、それからどうするか決めよう」


「(________Speaker....)」


善波の肩を借りながら


「  ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ 」


洞窟の壁に寄り添いながら俯いて座っているSpeakerに、


征四郎は振り返る.. .. .. ..


「(  ______________

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る