第32話 醸してます。

皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは、雑貨屋店長のユウです。




皆様お久し振りでございます。


私の出番が無かった前回までの閑話的な内容は、楽しんで頂けましたでしょうか?


収録的な時間軸っぽいなんやかんやの関係で、どれくらいの反響があったのかは分からないんですけれど、通常回より人気があった場合はとても微妙な気持ちになります。


勿論、人気があるのはとても喜ばしい事です!



しかしですね、閑話の方が人気になると大人の事情でですね色々とアレなもので


アレが何かは私には全く、全然、さっぱり、万が一にも、1ミリも分からないんですけれど


通常回はミシェルさんの出番も多いのでね、これからもまったり楽しんで頂ければ幸いです。



そんな今日の私は、醸し屋ユウです。


発酵によって味噌や醤油等々を醸造する事を『醸す(かもす)』と言います。


皆様がご存知の通り私の料理スキルレベルは10ですから、米を酢酸菌で発酵させて『酢』を作る事も簡単なのですよ。



え?


発酵はもう料理じゃないだろ?



言いたいことは分かりますけれど、料理スキルで出来てしまいましたから今さら出来ない事にするというのは、コンプライアンス的に駄目でしょう?



とにもかくにも今現在、私はお酢作りで忙しいのです!


今まではお酢の作り方が全く分からず、お寿司を食べたいと思った時も、白米に刺身を乗せた海鮮丼で我慢してきたのですが


先ほどヨウコさんが雑貨屋に来て、お酢は米を酢酸菌で発酵させて作ると教えて下さったのです!


これで2度と食べられないと諦めていた鉄火巻きが食べられるのです(泣)



「ユウさん、泣きながら酢を作ってるところ悪いんですけど、納豆も作って貰えますか?」


「は?、、、えーっと、だが断る!」


「なっ?!なんでやの?ナツミさんが作って欲しいて言うんやから、納豆作るくらいええやない」



こればかりはヨウコさんの頼みでも、ナツミさんの頼みでも嫌なのです。


納豆好きの方には申し訳ありませんけれど、私は納豆が苦手です。


私の隣で誰かが納豆を食べようとも気になりませんけれど、自分で納豆を作るとなるとさすがに匂いが、、、(泣)



しかしながらナツミさんには色々な料理の記憶を見せて頂いた恩がありますから、なんとかしてあげたいんですけど


私の料理スキルなら無臭納豆も作れますけど、納豆好きの人にはあの匂いも含めて納豆の良さでしょうから、、、うーむ



何か良いアイデア降りてこい!


・・・


大丈夫です。


私は『あほ』かもしれませんけれど『馬鹿』ではありませんから、良いアイデアを思い付くまでの時間稼ぎをしているだけですから。


時間を稼いだお陰で一応の解決策は思い付きました♪



先ず私が料理スキルで納豆菌だけを作ります。


次に、納豆を作るには温度を一定に保たなければならないので、私が保温の魔道具を作ります。


最後に納豆作り専用の小屋を建てて、孤児院の子供達に仕事として納豆を作って貰うのです。



納豆の匂いが苦手な子供達も居るでしょうけれど、仕事には我慢せねばならない事の1つや2つあるのは仕方ありません。


こうなれば味噌や醤油も孤児院で作って貰って、製造から販売までを行う商会を立ち上げましょう!


まぁ味噌や醤油の製造工程の9割は私がして、仕上げだけを任せますから子供達でもなんとかなるはずです。


味噌や醤油は値段次第ですけど街の人達にも売れるでしょうから、孤児院の万年運営資金不足も解消されますし雇用も生まれて良い事だらけですね♪





次回予告


『何時も心にジャスタウェイ!』


をお送りするかもしれません。お楽しみに!


※予告内容は変更になる場合があります。御了承下さい。





ここまでお読みいただきありがとうございました、次回まで皆様お元気で。


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