第26話 ミシェルさんの優雅な日常
皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは、雑貨屋店長のユウです。
前回と前々回
前後編でお送りした過去篇はいかがでしたでしょうか?
雑貨屋を経営するまでの3年間をどうやって過ごして居たのか、これからって時に終わっただろ?
皆様の言いたい事は分かります。
しかしですねおよそ3年間の出来事ですから、全てをお話するにはかなりのお時間が必要なのですよ
需要があるかも分かりませんし、視聴率が低いと誰かが責任をとらなくてはなりません
誰とは言いませんが、誰かが責任を問われます。
なので小出しにして様子を見るくらいはどうか許して頂きますよう、伏してお願い申し上げます。
という事で今回は事前アンケートで人気だった
『ミシェルさんの優雅な日常』をお送りします。
「ミシェルさーん」
「ユウさん、何か用ですか?」
「ミシェルさんの優雅な日常を教えて頂きたいなと思いまして」
「色々と疑問はありますけど、朝起きてからの事を話せば良いのですか?」
「はい、よろしくお願いします。」
「分かりました。朝は夜明けと同時に起きて表の道と雑貨屋内の掃除をしてから商品の陳列、それが終われば朝食を食べます。
メニューは、ベーコンエッグ、カツ丼、茶碗蒸し、ホットケーキ(ホイップクリーム添え)
朝食の後は冒険者ギルドに商品の配達、戻って来たら雑貨屋のレジをユウさんと交替してお昼ご飯まで頑張ります。
昼食のメニューは、ウニ・イクラ・ネギトロの三色丼、鰻の蒲焼き、カツサンド、イチゴパフェ、メロンパフェ、バナナパフェ
午後からは街で食材の買い出しをします。」
「ちょっ、ちょっと待って下さいミシェルさん!」
「なんでしょう?」
「今話してくれているのはミシェルさんの日常なんですよね?」
「はい、ユウさんに言われた通り優雅な日常ですが何か?」
「えーっと、昼食のパフェ祭りは何ですか?3つも同時に出した事無いですよね?」
「優雅な日常にはパフェ3つは必須です!」
「さすがに3つは食べ過ぎだと思いますが」
「ダンジョンに行って魔物狩りをすれば、パフェ3つ分のエネルギー程度は直ぐに消費されるので問題ありません。」
「そう言えば、最近冒険者が不足していて魔物の肉や素材が足りてないと、スミスさんが愚痴を言ってましたね」
「皆さん一獲千金を狙って王都に行ってしまいますから。そのお陰でダンジョンに居る魔物の肉と素材を冒険者ギルドと商業ギルドに高値で買って頂けるので、充分過ぎる程の稼ぎになります。」
「ミシェルさんには雑貨屋の看板娘が似合ってますから、魔物を狩るとかはして欲しく無いです。」
「かっ、かかか看板娘(照)ユウさんがそう言うなら仕方ありません、看板娘として全力を尽くします!」
ふふっ
デレるミシェルさんはとても魅力的ですが、このままでは魔物の素材不足で武器防具が作れなくなってしまいます。
早急に新人冒険者を鍛えてダンジョンに送り込まなくては!
次回予告
『雑貨屋的訓練方法』
をお送りします。お楽しみに!
ここまでお読み頂きありがとうございました、次回まで皆様お元気で。
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