第7話 売れ筋商品

皆様


おはようございます、こんにちは、こんばんは、雑貨屋店長のユウです。



さっそく今日もはりきって雑貨屋開店しまーす♪




プルルルルルルル、プルルルルルル


おっと!


ちょいと失礼致しまして


ポチっと



「もしもーし、さっちゃん元気ー?、、、、そうそう、、、へぇー、、、、、、そりゃ大変だねぇ(笑)、、、、、、、えぇーと、そしたら20箱追加でお願いします。、、、はーいまたねぇ♪」



ポチッと


よぉーし、今日も頑張って働きますかー!



え?


さっきのが何か気になるのですか?


聞いて面白いような事ではありませんけれど、隠すような事でも無いですから構いませんよ


さっきの会話の相手はドワーフのさちよさんですね


さちよさん


凄く日本ぽいお名前ですけど、純粋なドワーフ人族の方です。


まぁずっと遡ればご先祖様に私のようにこちらに来た日本人が居るのかもしれませんね


さちよさんは工房を経営しておられて、雑貨屋の商品も幾つかさちよさんの工房で作って貰っているのですよ


さっきは来月分の生産量はどうしようか、という相談でした。


ん?


さちよさんも気になったけど、もうひとつ気になる物があっただろ?


あぁ~、なるほど


『魔phone』の事ですか


遠くの人とおしゃべり出来るアイテムで『魔phone』という名前ですね


私がこちらの世界に来た時に持っていたスマホを複製、魔改造して作ったのが『魔phone』です。


それはスマホじゃないのか?と思われるでしょうけど『魔phone』です。


電話回線だとかネットとか電波などはいっさい使用せず、魔法を使用していますので


もしここで電話会社やその他関連会社で働いている方がいて、諸々の利用料金を払っているのか?


といった疑問を持たれているかもしれませんけれど、そちらの世界で料金が発生するような物は使用しておりませんのでご安心を。


さてさて


さちよさんの話がでましたし、せっかくですから今日は売れ筋商品の紹介でもしましょうか


さちよさんの工房、、、


名前がややこしいですが、ドワーフの職人さんに作って頂いている商品ですね


料理以外では、私が材料から作り方まで知っている数少ない物のひとつになります


それはズバリ『鉛筆』です!


もしかして魔道具を想像してガッカリしたでしょうか?


そちらの世界で鉛筆というと何の珍しさも無い、文字を書く道具でしかありませんもんね


こちらの世界でも文字を書く以外に利用法はありませんけれど


鉛筆の前が羽ペンとインクで字を書いていましたから、鉛筆がいかに画期的な商品であるかは分かって頂けるかなと思います。


しかも鉛筆は消耗品ですからね、事務作業のある所


例えば各種ギルドや貴族に仕える文官、最近では王城からも定期的な注文がありますし


ドワーフの皆さんと協力して独占販売をしていますから


控えめに言って儲かってます♪



おっと!


そろそろ怪盗の3代目が活躍するアニメの再放送が始まる時間です。


今日はいよいよ因縁の警部と直接対決をする回ですから見逃せません


魔TVのスイッチを付けて待機です!




次回予告


『盗まれたとんでもない物は、あなたの心なのかもしれない』


をお送りするかもしれない。



※予告内容は変更になる場合があります。





ここまでお読み頂きありがとうございました、次回まで皆様お元気で。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る