第21話 天真爛漫

 公園にて。


 八歳くらいの女の子が二人ブランコに乗っている。どうやら、今日、国語のテストがあって、その答え合わせをしているらしい。


 そのうちの一人の子がやにわに叫ぶ。


「お母さーん。

「あたし、今日のテスト十六点みたーい」


 お母さんは、少し離れたところでママ友とおしゃべり中だった。


「そんなこと今言わないでー💦」


 隣の女の子がご丁寧に補足説明していた。


「四十六点中…」



(2023 年 6 月 3 日)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る