第3話 愛は勝手にもらえるものじゃない。欲しがるものだ。(例外は認めない)
「オレも文芸部に入る!!!」
ちょっと待ってよ。
私はどうなるのよ。
分かってた。
気づいてた。
『
私なんて所詮一夜を共にしただけ。
私が鬱陶しく喋りかけなければ、
ひどい男。
だけどそれでも愛されたかった。
自分でも引くわ。
今なら演歌の一本くらい書けそう。
『誰かに盗られるくらいなら、あなたを殺していいですか』
でもね、犯罪なのよ。
私は後先考えない馬鹿なメンヘラとは違う。
合理的、理論的に
だから私は、
「文芸部に入っていいですか」
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