第209話…猛練習

『恋は突然に』に曲が付き私達はみんなで編曲をして『シックスティーン』の新曲が完成する

そして次の日から猛練習が始まるのである。


…1989年3月某日AM6時…

今日も小鳥の囀(さえず)りで目を覚ます。

いつもの様に身支度を整えて朝の準備をして朝のご飯を食べるのだ。

今日が皆で練習する最終日

ママ「今日はお昼どーするの!?」

楓「わかんないけど!食べて帰るかも?」

ママ「そう!!でも!準備はしておくね!」

楓「ママ〜ありがとう!行ってきます〜」

ママ「気を付けてね~」

こうして私はいつもの練習場所に急いだ!


練習場所に着くといつもの様にみんなはもう着いて居る。


楓「みんな〜おはよー」

皆「楓ちゃん、おはよー」

優太「じゃ〜始めようぜ~」


こうして最後の練習が始まるのである。


優太がギターでリズムを刻む。

『…恋は突然に…』

作詞 三浦楓 作曲立花百合

編曲『シックスティーン』

🎼♪…♫…♬…♬…♪…♫…♫…♪…♫…♫


突然過ぎた恋の始まり

今でも不思議で仕方がないよ

おどけた時も、甘えた時も

君との恋を噛み締めながら


ある夏の日、向日葵畑で

僕達は出逢う

「すいません」の一言

振り返る君僕達は恋に落ちた


あの夏がなかったら

今でも他人同士だね

運命の出逢いだった


突然過ぎた恋の始まり

今でも不思議で仕方がないよ

おどけた時も、甘えた時も

君との恋を噛み締めながら


突然過ぎた恋の結末

今なら何とか受け止められる

甘えた時もふざけ合った時も

君の笑顔を浮かべながら 


別れた次の朝苦しくて

悲しくて

涙が止まらず

  

お互いに燃え尽きていた

別れる事が前提で

あるのならば

あんなに燃える事

無かったよね

  

突然過ぎた恋の結末

今なら何とか受け止められる

甘えた時もふざけ合った時も

君の笑顔を浮かべながら


最後の練習はとても良く出来たのである。



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