第103話

体育祭、第5種目目は『借り物競争』だ。

私の組はなんと!優太君だ。どの組も運動神経が良い人々が出てくる。


まずは3年生の番だいつもの様に行進曲が流れて入場する。


此処でも泉先輩の出番だ。兎に角走る競技には出番の多い泉先輩体力が持つのか!と思う私と優太君だった。


優太「泉先輩の体力すごいね!!」

楓「て言うか?優太もだよ」

優太「俺はまだまだ若いから」

楓「泉先輩にチクってやろ〜ぅ」

優太「楓ちゃん!そいつは辞めてちょんまげ」

楓「嘘だ〜ょ~ぅ」


ホッとした様子の優太だった。


3年生の負けられない競技が始まる。


先生「位置について…よーーい…パァン」


一斉にスタートを切った各選手ともそんなに大差無く借り物競技の指令書を開いた。


指令書には『借り物』が書かれている。


泉先輩は保健の女性の先生の所に行った。


泉先輩「先生おんぶさせて下さい」


借り物の指令書には保健の先生をおんぶして200メートル走れと書かれている。


泉先輩は照れる保健の先生を説得しておんぶしてゴール目指して走り出した。


他の組の選手達もそれぞれ借り物を済ませてゴールを目指す。


1位はD組、2位が泉先輩のA組3位にB組C組が最下位となった。


続いて2年生の負けられない競技が始まる。


C組の新井先輩は今回は出ないみたいだ。

結果は1位にB組、2位にC組、3位にD組、最下位にA組と言う結果だ。


各学年共に混戦模様だ。


遂に私達の1年生の出番がやってくる。


楓「優太ファイト~ぅ!!」

優太「任せて〜!!」


こうして優太の絶対に負けられない競技が始まった!!


先生「位置について…よーーい…パァン」


優太は好スタートを切った!


優太は後続を突き放し一番で指令書を取った!


指令書には『異性と二人三脚で200m走れ』と書かれていた。すると優太は一目散に私の所に来て


優太「楓〜!俺と二人三脚してくれ」


と言う。私は直ぐに


楓「良いよ!!」


と返事をした!!


私に直ぐに優太と片足を結んで二人三脚を始めた!


優太「真ん中!端!真ん中!端!真ん中!」


順調にゴールに向かって走った。けど他の組も早く!私達は2位になったんだ。

1位にA組、2位にD組、3位にB組、C組は最下位だった。それを踏まえての順位は


A組=25ポイント

B組=17ポイント

C組=16ポイント

D組=22ポイント


トップ陥落で暫定2位になったが、まだまだ競技があるので大逆転も何処のチームにもある。

今後はもっと気合を入れて行こうと誓いあった。



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