38今年を振り返る

 さて、今年も残すところ1日を切りました。今日は12月31日。2022年が今日で終わるが、とりあえず今年1年を振り返ることにする。いや、1年ではなく、これまでの私の会社で起きたことを振り返っていこう。


 今年は私にとって決断の年だった気がする。大学卒業時に一度、就職で生活が変わり、その後はずっと同じ生活が続いていた。その間に二人いる妹が実家を離れたということがあったが、私の生活が劇的に変わることはなかった。


 仕事をしている7年間のうち、転職を考えたことがあった。実際に転職サイトに登録して活動をしていた時期もあった。とはいえ、その時は転職することはなかった。



 転職する機会はいくらでもあった。同意に婚活をするきっかけも何度か訪れていた。私が入社した当初は事務員が私を含めて4人いた。その後、3年くらいは4人で仕事を行っていた。


 最初の転機は4人のうち1人が結婚を機に仕事を辞めることになった。中小企業なので産休・育休制度はないため、辞めるようだ。彼女は私の1つ年上だった。とはいえ、その時は、結婚は他人事のように感じていて、特に何も行動を起こさなかった。


 ここでおかしいのは、4人から3人に事務員が減ったのに、その後2年くらいそのまま新たな事務員が採用されなかったことだ。当然、1人当たりの仕事量が増えていた。しかし、まだ私は転職や婚活をしようという発想はなかった。


 最初4人いた事務員が3人になり、その後また1人辞めることになった。その時も転職や婚活を始める機会であったが、ここでも私は何も行動を起こさず、ただ会社で働いていた。 


しかし、2人になるとさすがに仕事に支障が出てくる。そのためさすがに会社は新たな事務員を雇うことにした。


 そこで採用されたのが、今年4月に仕事を辞めたやばい奴だった。しかし、彼女がすぐにやめた事務員の代わりに来たわけではない。辞めた2人目の事務員は12月の末で辞めてしまった。次の年の3月ごろに彼女がやってきたので2か月ほど2人で仕事をしていた。


 中小企業の人手不足は深刻であり、ハローワークで求人を出しても、なかなか会社が求める人材が集まらない。そのため、とりあえず履歴書と面接での印象で決めて後悔することも多い。


 再び3人で仕事をすることになったが、その時に一度転職活動をしていた気がする。とはいえ、そこまで本気にならなかったので転職に至ることはなかった。転職は考えたが、婚活という文字は頭に浮かぶことはなかった。


 こうして、今年の4月にやばい奴が辞めて事務員はまた2人になってしまった。会社はすぐに次の事務員を採用ということになったが、なかなか採用にならない。前回と同じようにハローワークで求人をした。履歴書は数枚送られて面接も行ったが、採用になることはなかった。まさかのその後半年ほど、2人で仕事をする羽目になった。


 やばい奴は4月で仕事を辞めたのだが、実際に彼女が辞めたことがきっかけで婚活を始めたというのは少し違う。その前の3月には私は結婚相談所の門をたたいて入会をしている。とはいえ、彼女はその年の2月に新型コロナにかかって数週間ほど休みを取っていて、2人の仕事量のやばさに嫌気がさしていた。たまたま彼女が結婚という言葉を出して辞めたのがきっかけではないが、婚活のやる気にはつながったともいえる。


 ということで、今年は婚活を始めて、仕事を辞めることを決断した年だった。ただ決断しただけで今後の人生が決まったわけではない。来年1月後半からは無職の三十路の独身女性になってしまう。


 長々と語ってしまったが、今年はこの辺にしておこう。


今年はエッセイでお世話になりました。来年も宜しくお願いします。


底辺の底辺作家でもありますので、もしよかったらこのエッセイ以外の私の小説作品にも目を通してもらえれば幸いです。

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