31今の世の中を考えると

 苦手なものを前回お話ししたが、苦手なものを避けては生きていけないこともある。そろそろ12月も半ば。何か選択をしなくてはならない。


 実は以前にも転職をしようと考えていたことはある。そのため、いくつかの転職サイトに登録していた。その時はあまり本腰を入れていなかったので、面接はしたが転職に至ることはなかった。


 しかし、今回は本気にならなくてはいけない。婚活の専用アプリと同様に、何か私にできそうな仕事はないかと転職サイトを調べる日々が続いている。


 次にする仕事はなにがいいだろうか。


 営業や接客などの仕事は無理そうなので、そうなると事務系の仕事がいいかもしれない。大学生時代にアパレルショップで短期間、接客のバイトをしていたが「笑顔が足らない」と怒られるほどのコミュ障ぶりだった。


 幸い、事務経験はあるということになっている。今の会社ですでに7年ほど働いているのでそこは履歴書で主張できるはずだ。


 あとはどこに応募するかという問題だ。とりあえず、結婚してもしなくても大丈夫なように長く働ける場所がよい。とりあえず、大学事務で募集があったのでダメもとで応募してみることにした。


 仕方ないので、履歴書用に写真を撮ってきた。相変わらず出来の悪い写真となってしまったが、写真は撮れたのでよしとすることにした。転職についての結果はわかり次第報告していければと思う。

 


 最近、婚活のことをあまり話してこなかったので、今回は今の世の中と現在の結婚相談所について話していきたい。


 今の世の中、LGBTが取り上げられて結婚についても言及され始めている。今はまだ男女の婚姻しか認められていないが、将来は同性同士でも婚姻できるかもしれない。そんな中で、ふと現状の結婚相談所は世の流れに乗っていないなと感じた。


 私が入会した結婚相談所は男性の写真はスーツ姿が基本となっている。女性の写真は自由だが、基本的に淡い色のブラウスにカーディガンかワンピースだと思われる。まず、その時点で男女差が現れている。その時点で今の世の中にそぐわないともいえる。学校の制服も男子がズボンで女子がスカートというのがなくなりつつあり、選択制となっているのにおかしな話だ。きっと私が入会した結婚相談所以外も基本は同じだろう。


 結婚相談所は基本、異性との成婚が出来るようにサポートしてくれる。専用のアプリには異性のものしか見ることが出来ない。まあ、現在の法律が男女の結婚しか認めていないので当然と言えば当然だが、世の中的にどうなのか疑問に思えてしまう。まだまだ世の中のLGBTの認知度は高くないのだろう。もしかしたら今後、同性婚も出来るようになれば、相談所のアプリで男女両方の相手を探せる日が来るかもしれないが、相当後になるだろう。


 女性は年齢が若いほうがよい、化粧が必須だとか、男性が食事の際はおごるとかいろいろステレオタイプなルールや慣習が結婚相談所には多くある。それもまた世の流れに乗っていないと言えるだろう。


 そんなことばかり言っているが、結局そんなステレオタイプな結婚相談所に登録している私もまた、時代遅れの人なのかもしれない。


 こんなことを書いてはいるが、私は別にLGBTに理解を示しているわけではない。確かに世の中にはそのようなマイノリティーな人がいることは知っている。知っているとは言え、私は身近に見たことがないので、いまいち実感がわいていない。


 とはいえ、世の中は刻々と変化している。それに乗り遅れないようにしつつ、転職も婚活も頑張っていければと思う。 

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