30苦手なもの
仕事に向き不向きがあることを前回話したが、他人のことをどうこう言える立場でないことを思い出した。
大学は無事に入学できたはいいが就活はうまくいかなかった。周りが大学3年から4年の春に内定を決めていく中で、私は大学4年生の夏を過ぎ、秋を過ぎても内定をもらうことが出来なかった。最終的にその当時新聞に入っていた求人広告を見て、今の会社に入社することが出来たが、決まったのは大学卒業間近の年明けの2月だった。
内定が決まらなかった原因はいろいろある。ほかの就活生より就活への対策(勉強)が不足していたこともあると思うが、一番の原因はコミュ障にあると考えている。
面接がダメすぎる。
どうにも、他人の前で話すことが苦手すぎた。緊張してしまってうまく言葉が出てこない。それでよく教員免許を取れたものだと昔の私に感心する。ということで、これからの将来を考えていくうえで懸念事項が2つ生まれた。
① 面接をしなければ転職できない。
二人きりでの会話はあまり緊張することがないのが救いだった。今までお見合いで会った男性とは、会話に苦痛に感じたことはなかった。だから、結婚できる可能性はゼロではないと思う。
しかし、今の世の中を見ると、結婚して専業主婦という訳にはいかないので、どこかで働く必要があるだろう。その時に面接は避けて通れない道だ。それを思うと今から憂鬱で仕方ない。
とはいえ、結婚しなくてもすでに今の会社には12月で辞めると伝えてしまっている。そのため、結婚してもしなくても次の仕事を探さなければ親にすがりつくただの無職になってしまう。そのため、私はどこかで面接をしなければならない。
② 写真を撮られるのも苦手。
仕事を決めるうえで面接以外にも避けては通れないものがある。会社は面接をする前に履歴書の提出を求めることが多い。そこには「写真」を添付するのが普通だ。
昔は写真を撮られることは苦手ではなかったが、いつのころからか、カメラの前で笑顔がうまく作れなくなってしまった。ここ数年ほどの写真を見ると、どの写真も私だけがひきつった笑みを浮かべている。
家族旅行以外で写真を撮らないからだろうか。そもそも、家族以外で旅行など行ったことがない。(学校での修学旅行などを除く)
とりあえず、面接と写真が私の転職を阻んでいる。
しかし、そんなのはただの言い訳に過ぎない。単純に今は婚活も就活もやる気が出ないだけだ。そんな私の気持ちとは裏腹に現状は無職に向けてのカウントダウンが始まっている。そのことに焦りを感じている今日この頃である。
両親は私の中途半端な現状に対し、「転職するのなら在職中のほうが有利だ」「仕事は早く探したほうがいい」「結婚相手はそう簡単に見つかるものではない」とアドバイスをくれた。
結婚相談所からのアプリで結婚相手を探しつつ、転職サイトで仕事も探す日々で精神は疲れてきているがどうしようもない。自分の人生なので投げ出すわけにはいかない。
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