　私が実際にお見合いで出会った相手、さらには独自の結婚の条件について話してきたが、次は結婚相談所での活動期間を話していこう。

　ネットの広告などでは早いと三か月、半年くらいでかなりの割合が退会するなどと謳われているものもある。では、実際はどうなのか。私が入会した結婚相談所も早く結婚できるといわれている全国展開の相談所だ。

　２０２２年の３月に入会した私は、入会してから既に半年を経過しようとしている。ほかの人はどうなのかを知る方法の一つとして、お気に入り登録というものがある。同性の女性についてはアプリで見ることはできないので、私以外の女性の活動期間は知りようがないのだが、男性についてはどれくらいの期間活動していたか調べることは可能だ。

　スマホのアプリで相手の写真とプロフィールを見て、よいなと思った相手には星マーク（お気に入り）をつけて保存することが出来る。実際にお見合いを申し込むまではいかないけど、という人に私はつけている。お気に入り相手を確認することで、実際に相手（結婚相談所に登録している男性）の活動期間がわかる。

　とはいえ、彼らがいつから活動しているのか新規会員という枠からお気に入りをつけていけばそこから活動期間を逆算すればいいが、それ以外は正確な期間を図るすべはない。しかし、私が入るより前から活動しているので、今だと少なくとも半年以上は在籍しているということになる。

　そもそも、新規会員とはなんぞやということだが、文字通り新規に入会した会員のことで毎日午前０時にアプリが更新されて新たな会員が閲覧される。毎日大量の男性が入会しているという事実。皆、結婚相談所にお金を払ってまで結婚したいのだ。本当に毎日全国でたくさんの男性が結婚相談所の門をたたいている。その相手をお気に入り登録することで相手がどれくらいの期間で退会したかわかるという訳だ。

　仮交際は何人同時に会ってもよいという話はしたが、真剣交際に進むと、相手は一人に絞られ、結婚に向けての準備期間に移行する。そうなると、画面もお見合い申し込みができないようになる。

　写真の部分が「交際中」という文字に変わるのでそこで判断する。年齢と居住地（件名）、仕事の種類が下に記載されたままなので、分かりやすい。そこからしばらくして成婚となり退会すると、交際中という画面も消えて、画面にその男性のページは消失する。

　こうして退会したとわかる仕組みだ。

　私が一番初めにあった相手は、私からお見合いを申し込んだのだが、会ってすぐに交際中と表示されてしまった。あえなく一度目で終わってしまった。その相手は交際中となりしばらくすると、なぜかまた写真付きで戻ってきた。

　どうやら、真剣交際がうまくいかなかったらしい。そういうこともあるようだ。真剣交際になったからといって成婚までこぎつけないときもあるということがわかった。

　しかし、すぐにまた交際中となり、今度の相手は相性が良かったのか無事に退会していった。

　そういうわけで、アプリでは自分の個人情報はもちろん、婚活期間まで相手に把握されているということだ。

　今までお気に入りに登録している男性たちは私より前から活動している人もいるが、いまだに交際中となる気配がない人も結構な人数存在する。逆にすぐに交際中となる人もいる。こればっかりはその時の運や縁のものなので、早い人もいれば遅い人もいるのだろう。３か月とか半年なんてごく一部の人間なのかもしれないということは断言できる。

　ちなみに休会という制度もあって、お気に入り登録した相手の中には休会してしまった会員もいる。画面に休会中と出てきて、交際中と同様にお見合いを申し込むことはできなくなる。休会といっても、月会費の何パーセントかは毎月払うことになるので、休会するメリットはないと思う。

　結婚相談所において、年収が高いというのはそれだけでメリットのはずで、たまたまみたその休会相手はかなりの年収があった。とはいえ、結婚相手を年収だけでは決まらない。その相手は休会となったが、他にもかなりの年収の会員もいまだに退会に至っていない。

　結婚は年収だけでは決まらないということだ。あればあるに越したことはないが、それ以外にもいろいろ性格とか容姿とかも関係しているのだろう。