13結婚相談所におけるカウンセラーの役割
婚活をしていたが、仕事の都合や精神的な疲れなどから休会するということはあるかもしれない。休会したとしても会費はとられるので、私なら頑張って婚活をして結婚を決めて退会するか、あきらめて違う結婚相談所にするなど婚活方法を変えるかなと思っている。とりあえず、今のところは退会せずに月会費は払い続けるつもりだ。
結婚相談所では自分専任のカウンセラーが存在する。初回の面談の時に話した相手が専任となると思うが、ここで相性の合わないカウンセラーになってしまうと後々面倒なことになる。
私の担当のカウンセラーは二人いる。前から話している通り、私が入会している結婚相談所には二種類の活動方法がある。そのため、それぞれにカウンセラーがいるというわけだ。入会するときに面談をしたのは、何もしてくれないほうのカウンセラーだった。
入会時のことを思い出してみると、かなり強引に入会を勧めてきたなと思う。自分の現状を話しているうちに、なんだかみじめになってきてつい泣いてしまったのは今と思えばよい思い出だ。それをなだめつつ、入会への道を勧めて見事会員にしてしまったカウンセラーの腕だけは認めよう。ただし、その後についてはチェンジをお願いしたい。
当然、カウンセラーは会員と同性となるので、私の場合は女性である。そのカウンセラーに自分の結婚相手の条件を話していくのだが、話していくうちになんだか彼女とは相性が悪いなと思い始めた。
私の結婚の条件はすでに話している通りだが、ざっくりいうと「大卒でアニメや漫画が好きな人」である。このくらいなら、理想が高いとは言われないだろう。どうやら、カウンセラーにとって、これはかなりの難題だったらしい。
「この人はどうですか?」
入った当初は結婚相談所に足を運んでいたため、その都度にカウンセラーと面談していた。しかし、なぜか勧めてくるのは高卒でアニメや漫画が好きな人ばかり。実際に会うことはなかったが、カウンセラーの言葉にもしかして、そういう人はいないのではないかと思ってしまった時期もあった。
まあ、実際にそんなことはまったくなかった。自分で探したら、かなりの人が私の結婚の条件に合っていた。
そんな感じでカウンセラーに不信感を抱き始めていたのだが、さらに追い打ちをかけるようなことがあった。
「この人はどうですか?」
カウンセラーおすすめの相手がいて、その相手とぜひ会って欲しいと言われた。34歳の大卒のアニメ好きの男性だった。私が出した条件には合致している。とはいえ、個人的に私と4歳差というのが気になった。しかし、それ以上に気になったのは、当日会うまで写真を見せてもらえなかったことだ。
おすすめというのならば、写真を見せてもらってもいいではないか。とはいえ、かなりのごり押しだったので、仕方なく会うことにした。こうやってカウンセラーがごり押ししてくる相手は、お金を払って相手を探してもらっているらしい。そのため、カウンセラーはお金分の働きをするために必死だったのだ。
当日は結婚相談所内のブースで会うことになった。きっと、容姿はそこまでではないのだろうと予想していたが、私の読みは当たっていた。容姿は読者の皆さんの想像にお任せする。失礼なことを言っている自覚はあるが、事前に写真を見せてもらえなかったのはそういうことなのかと思ってしまう感じだった。先入観をなくして話してもらおうということかもしれないが、私にとっては逆効果だった。
相手との話はかなり弾んだと思う。時間は30分と決められていたが、あっという間に時間は過ぎていた。その場はそれで解散となり、家に帰ってその後、どうするかと選択を迫れられる。
「話は楽しかったですが、次につながることはないです」
そんな感じの内容を送って、その相手とはそれきりとなった。
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