5二十代という武器

 なんやかんや文句を言いながらも、現在進行形でお金は結婚相談所に支払われ続けているわけなので、頑張って婚活していかなければもったいない。ちなみに、銀行引き落としなので、退会しない限りずっと口座からお金はひかれ続けていくだろう。


 そんなわけで、いよいよ実際の婚活に進んでいく。


 ここで世間の常識と少しずれたことが起こり始める。普通は同時進行で何人もの男(女)と会うという事態はめったに起こらない。そんな事態が日常茶飯事の人間は世間から白い目で見られることだろう。


 しかし、ここは婚活の場。婚活独自で推奨されていることがある。


「できるだけ多くの男性と会う」

「男をキープしておく」


 日常生活でそんなことを言っていたらだいぶ頭がおかしい人だと思われるが、ここではこの言葉はかなり重要視されている。


 要するにたくさんの男と会って、良さげな男は手放さずにとっておくことで結婚相手を吟味しろ。


 ということだろうと勝手に考えている。効率が良いといえばいいのだが、果たしてそんな器用なことを我々のような婚活初心者にできるだろうか。婚活初心者ならいいのだが、もしかしたら、コミュ障をこじらせた人間不信気味の人も中に含まれているかもしれないのに。(完全に私のことである)


 そんなことを言ってはいても、まずは男が自分と会ってくれなければ(お見合いの了承)何も始まらない。あってもらえなければキープなどできるはずもない。



 突っ込みどころが多い推奨事項だが、あえてここでは無視することにする。ここで気にするべきところは、自分が申し込んだ相手がお見合いを了承してくれるかということ。この一点につきる。


 考えても見てほしい。いくら、たくさんの男性に会えと言われても、そもそもお見合いを了承してもらえなければ、スタート位置にすら立つことができない。


 ここで、耳寄りな情報を教えておきたい。どうやら、婚活市場では20代というだけでかなりもてはやされるようだ。かくいう私も、初めてから半年ほどが経過しているが、これまでに結構な人数の相手からお見合いを申し込まれている。


 写真館の人に言ってやりたい。


 髪型がショートでも問題ないですよ。



 というわけで、髪が短くても根暗でも(性格は多少の誇張あり)申し込まれるには申し込まれる。これは決して自慢でも何でもない。私がただ20代(ぎりぎり)だから若い女性というポイントのみで申し込みしている人がいるのだろう。その中に自分の好みに合った男性がいるのかどうかはまた別問題である。


 とりあえず、婚活をしたい皆さんで結婚相談所に入会したい人は20代で決断することをお勧めする。カウンセラーの人にも、20代は申し込みが多いですよと言われたので間違いないだろう。やっぱり男性は若い女性が好きだということだ。かくいう私も、どちらかというと、若い男性につい、目を向けがちなので人のことは言えない。


 20代だとお得なことがもう一つある。婚活費用がお安くなるということだ。20代だと入会金やらなんやらが安くなる。30代との壁がそこにある。結婚相談所にもよると思うが、かなりお得になると思う。詳しいことはネットなどで調べてみるといいかもしれない。


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