24話 援助交際
突然だが、ゴキブリが世界最強の生命体と謳われる所以は以下の通りである。
・頭を切っても死なず、死ぬ理由が餓死
・切った頭を繋げると完全に元に戻る
・生命の危機を感じると、ぶっつけ本番で空を飛ぶ
・怖がる人間に向かっていく習性を持つ
・エサがないとコンクリートでも食う
・オスがメスになることも、同性同士で子孫を残すことも可能
・菌より強いので病気にならない
・口と脳が2個、心臓は13個
・耐性能力の速さ
・1年で産む卵は10万個
・レンジでチンしても死なない
・核戦争を生き残ることができる
ちなみにゴキブリは3億年前から存在してるらしい。こんだけ生命力あったら生き残って当然だ。人間も3億年後はとんでもない進化を遂げているに違いない。
◆
俺も人間界におけるゴキブリのような存在であり、死ねそうで死ねない。俺はゴキブリに親しみを感じる。ちなみに群馬に住んでるから今までゴキブリを見たことは一度も無い。家も綺麗にしてるからゴキブリが出ない。一回くらい見てみたい。
俺は人間界のゴキブリだから、今まで色んな人に呆れられてきた。ざっと思いつくだけで、3人に呆れられて縁を切られた。
それでも変わることができない。クズな生き方しか出来ない自分が情けない。
働けない。社会が怖い。毎日酒飲んでタバコ吸って薬飲むだけ。ロックスターになりたいとか息巻いて、曲作りに精を出しているだけ。その曲も世の中の天才に比べたら大したことない。俺が作った曲を酔った勢いでユーチューブに投稿しようとしたが、恥ずかしさが勝って投稿できない。
そもそもバンドをやるメンバーがいない。
何の為に生きているのか分からない。
友達は自殺でばたばた死んでいく。
俺の生きる理由は何なのか??
とりあえず酒を飲んでいる。
前のカクヨムのアカウントの時、俺がsyrup16gの「さくら」を歌ってる動画のURLを酔った勢いで貼った。
酔いが覚めて、恥ずかしくなった。
◆
とりあえずもう俺の人生には絶望しか待っていない。
どうにでもなればいいこんな世界は。
さっき、便所でおしっこをしてる時に気付きました。第三次世界大戦は既に始まっています。我々の平和は既に破壊されています。歪んだ民主主義や暴力しかこの世にはありません。プーチンは死に際に核を発射します。これは間違いありません。俺の予言がどうか外れることを祈る。
◆
元気がない時、俺は銀杏BOYZのDOORというアルバムを大音量でイヤホンで聴く。
かなり元気が出る。
DOORの曲だと「援助交際」と「メス豚」が好き。
初期の銀杏BOYZは叫びまくってるから、元気が出る。特にDOORは名盤なので暇な方は聴いてみてください。
援助交際で思い出したが、高校時代の俺のクラスメイトが援助交際して学校にバレて退学していた。とんでもなく大人しい子だった。大人しい奴ほど、何考えてるか分からないもんだ。ちなみに俺も高校時代はクソ大人しかった。
野球部を退部してからは、毎日寝不足で高校に行って、寝ながら授業を受けて、すぐに電車で帰って、オナニーしてネットしてゲームしてメンヘラの女の子とラインして寝ていた。
そんなくだらない高校生活だった。
高校はサボりまくっていた。
高校に行くふりしてサボってネットカフェに行きまくっていた。ネカフェのメロンソーダを飲みまくっていた。
闇金ウシジマくんとか、刃牙とか、寄生獣とか、色んな名作漫画を読みまくった。名作漫画は学校の授業よりも余程役に立った。
高校なんてそのくらい適当でも卒業できる。
次回に続く
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