ph84 クロガネVSエンーsideクロガネー


 転移が完全に終わり、目を開けると見えた景色は溶岩の川にうざってぇ火山ガス。そして、岩壁に埋め込まれた巨大なマナ石。


 さっきまで腕の中にあったのはサチコの心地いい体温だったのに、今は暑苦しいマグマの熱気しか感じない。


 あんんんんっのくそババア!!せっかくサチコと会えたってぇのに秒で引き離しやがって!!絶対ぇ許さねぇ!!……あぁ、サチコ。サチコは無事だろうか?俺がいなくて心細い思いはしてねぇだろうか?1人不安で震えてねぇだろうか?あん時、サチコが震えながらも恐怖を押し殺してたのは分かってたんだ。今すぐその不安を取り除いてやりてぇ。もう大丈夫だって、お前は無理しなくていいって、俺が全部やるからって安心させてやりてぇのに!!


「サチコ……」

「……」

「サチコぉ」

「クロガネよぉ、おまえ……あー、やっぱいいわ。速く倒して嬢ちゃんのとこ行こうな」

「あ゛?たりめぇだわ。てめぇに言われるまでもねぇ」


 そぉだ。こうしてる時間がもったいねぇ。よし、決めた。1フェイズだ。1フェイズでぶちのめしてサチコの元に向かう。これ以上時間はかけれねぇ。サチコを待たせる訳には行かねぇからな!待ってろよサチコ!直ぐに迎えに行くからな!!



「サっチコちゃーん!さっきぶ…………え?君、誰?」


 ふざけた声を出しながら飛び出して来たのは、精霊狩りワイルドハントにいたピンク髪のチビだった。そのチビは俺を不満そうな顔で見る。



「何?なんで君が来たの?サチコちゃんは?」

「サチコはいねぇよ」

「何言ってんの?サチコちゃんは?いるんでしょ?サチコちゃん出してよ!!僕はサチコちゃんに会いたいんだ!!」

「だぁからいねぇつってんだろ!俺の方が会いてぇわ!!」

「は?何なの君、ふざけないでくれる?」

「ふざけてんのはてめぇだろ」


 んだこいつ。話が通じねぇ……サチコサチコって、サチコはてめぇのじゃねぇんだよ。馴れ馴れしく呼んでんじゃねぇ……つぅか、こいつサチコと風呂入ったとかふざけた事も言ってやがったな……。俄然やる気が出てきた。絶対ぇ殺す。完膚なきまでにぶっ殺す。


「時間がねぇ、てめぇと無駄話なんぞするつもりはねぇんだよ。とっとと殺んぞ」

「……あぁ。そうか……君か……君だったのか……」




「僕とサチコちゃんの邪魔をしてたのは!!」


 あ゛?んだとゴラ。邪魔してんのはてめぇ等の方だろうが。


「サチコちゃんはねぇ!僕の理解者になってくれる人なんだ!この場所で!僕に勝って!僕を受け入れて!僕を救ってくれる!!僕の唯一の人になってくれるんだ!!」

「何言ってんだてめぇ」

「本当はもっともっといっぱいサチコちゃんと会えたのに……全然いないし……会える筈なのに……もっとお話出来たのに……もっと仲良くなれてたのに!……お前が……お前がお前がお前がお前がお前が!!僕とサチコちゃんの邪魔してたのか!!」

「はぁ?意味分かんねぇ事言ってんじゃねぇよ」

「分かんなくない!!そうなるんだ!!そうなるべきなんだ!!だって僕はんだから!!」

「……だと?」


 電波チビの発言に引っ掛かりを覚え、ふとSSSC前の訓練期間中に、泣く泣くサチコと離れて厚化粧女に会いに行った事を思い出す。


 サチコと離れたくなかったが、天眼家への用事と聞いて、そういや天眼家が追跡関連の魔法が得意だったなと、サチコに渡すイヤーカフにも仕込みたかったから丁度いいと行ったんだった。んで、追跡魔法の交換条件で言われた事がある。あるモノを探して欲しいと。


「サチコちゃんが僕を助けてくれるのを……サチコちゃんが身を挺して僕を守ってくれる姿を見たんだ!!」


 三大財閥の血族には産まれた時から突出した才能がある。五金には力、ローズクロスには知恵、天眼家には理に関する才能を生まれつき持っている。


「サチコちゃんは僕の為の!僕だけの為の人なんだ!!」

「てめぇだったのか」


 天眼家の理に関する才能。その中でも特異な能力がある。それはーー。


「天眼ユカリ」

「……は?」


 未来視。


「厚化粧女の探しもんだ。大事な娘を探してくれってな……チッ、面倒な事になりやがった」


 その名の通り、未来を見る能力だ。ただ、この能力は絶対的なもんじゃねぇ。確約された未来なんてモンはねぇんだ。未来を見た時点でいくらでも変える事が出来る。あくまでも、いくつもある分岐点の中で一番可能性の高い1つの未来を見るだけ。そんだけの能力だ。


「誰、それ」


 適当にぶっ殺そうとしたのに、天眼家が関わるなら面倒な事になる。


 ……知らなかったていで消すか?それもアリだな。サチコに変な執着心を抱いてる奴を野放しにする訳にはいかねぇ。こういう輩がストーカーになったりすんだ。全くもって迷惑な話だ。


「そんなの知らない。そんな名前知らない!!そんなだっさい名前!!」


 電波チビは天眼ユカリの名に過剰に反応し、威嚇するように黒いマナを放出させている。


「僕はエン!!火川エン!!精霊狩りワイルドハントの火川エンだ!!天眼ユカリなんて知らない!知らない知らない知らない!!」


 電波チビは一通り叫ぶと、落ち着いたのか荒くなった呼吸を整えながら表情を失くし、俺の方を見る。



「……君と話してもつまんない。今すぐ死んで」

「ハッ……上等だ電波チビ」


 やっとかよ。長げぇんだよ、前置きが。


「殺れるモンなら殺ってみろ。てめぇにゃ1フェイズで十分だ」

「……本当にムカつく……だったらお望み通り1フェイズで殺してあげるよ!ぜぇんぶ燃やしちゃえ!コーリング!プレゲトーン!アケルシア!! 」

「死にさらせぇ!!コーリング!ブラックドッグ!ガルム!」



「レッツサモン!!」


 お互いのモンスターを召喚し終え、電波チビの方の魔方陣が回りだす。


「先攻は僕が貰うよぉ!ドロー!」


 電波チビはカードをドローすると右手をアケルシアの方へと出す。


「僕はMP2を消費してアケルシアの溶岩造形を発動するよ!デッキから炎属性の武器を手札に加える!僕はデッキから魔炎斧まえんふを手札に加えるよ!そしてMP3を消費して魔炎斧を装備!」


 電波チビのMPが0になる。


 MPを0にしてまで魔炎斧を装備するという事は、あのカードは奴のデッキにとってのキーカードなのだろうか。


「更に、僕は手札から道具カード炎の武器庫整理を発動!デッキからカードを3枚ドローし、そのカードが炎属性の装備カードならば手札に加え、違った場合はダストゾーンに送る!僕が引いたカードは……」


 電波チビの頭上に3枚のカードが現れる。そのカードは1枚ずつ、俺にカードの絵柄を見せるようにひっくり返った。


「降魔炎の盾!焼死者の首飾り!熱された鉄屑!全部炎属性の装備カードだ!全て手札に加える!」


 全部装備カードだと?そんな事ありえんのか?


「僕は手札から炎の槍をプレゲトーンに装備!これでプレゲトーンの攻撃力はプラス1され、攻撃力が3になる!」


 確か、プレゲトーンはダブルアタック持ちだったな。つぅことは、奴のフィールド上のモンスターから攻撃で受けるダメージは合計で7か。MPもねぇし、そんなモンか。やっぱ雑魚だな、とっとと終わらせるか。


「まだだよぉ!僕は魔炎斧の効果を発動!手札にある炎舞双剣!焼死者の首飾り!炎の牙を破壊してダストゾーンに送る!!魔炎斧の効果によって破壊され、ダストゾーンに送られたカードは、そのフェイズ中、自身のモンスターに付与する事が出来る!!」


 ……なるほど。そういう事か。


「炎舞双剣の効果は攻撃力1のモンスターを2回攻撃できるようにする!僕はアケルシアにその効果を付与!更に炎の牙は自身のモンスターの攻撃力をプラス1にし、焼死者の首飾りは自身のモンスターの攻撃力をプラス3にする変わりに、攻撃する度にダメージ1を受ける!僕はこの効果をプレゲトーンに付与する!!」


 奴のデッキはほぼ炎属性の装備カードで構成された装備デッキってところか。んで、魔炎斧の効果使って発動させればMP消費もなしにその恩恵を受けれる。だから奴は早々にMPを0にしたのか。


 これで、プレゲトーンの攻撃力は7。アケルシアの攻撃力は1のままだがダブルアタックが出来るようになった。


「さぁ!攻撃だ!やっちゃえプレゲトーン!ガルムを攻撃!」

「俺はMP1を消費してガルムのスキル渇いた血を発動!スキルを使用したフェイズ中に受けたダメージ分のMPを回復する!」

「ハッ!MP回復したからって何さ!!!ガルムを殺せぇ!!」


 プレゲトーンの攻撃を受けたガルムは消滅した。プレゲトーンは、焼死者の首飾りの効果で体力が1削られて残り体力が14になる。



「ほらほら!君のMP回復の要が消滅しちゃったよぉ!そのままソイツも消しちゃえ!プレゲトーン!ダブルアタックでブラックドッグを攻撃ぃ!!」

「ブラック」



「スキル、死への誘いだ。対象はプレゲトーン」

「任せな!」


 俺はガルムの効果によって回復したMPを4消費してスキルを発動させる。そして、残りのMP5の内、2を消費して手札の魔法カードを発動させた。


「手札から魔法カード拡散する猛火を発動。自身のモンスタースキルによる効果ダメージ範囲が全体になる」

「なっ!?」

「死ぬのはてめぇだ雑魚」


 死への誘いの効果はこのフェイズ中に受けたダメージの数値プラス、ブラックドッグの攻撃力分のダメージを相手に与えるスキルだ。プレゲトーンの攻撃力は7、ブラックの攻撃力は3だ。合計10ダメージが奴のフィールド全てのモンスターに与えられる。



「ブラック!!やれ!」

「了解だ!ご主人様ぁ!!」

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」


 ブラックのカウンター攻撃が決まる。アケルシアは消滅し、プレゲトーンの体力は残り3となった。


 ……妙だな。奴の手札には降魔炎の盾があった筈、何故使わねぇ?


「ふ、ふふふふ。あはははははははは!!」


 電波チビは気色悪ぃ笑い声を上げた。頭から血を流しながら、心底おかしいと言わんばかりに笑い続ける。


「そうか。そうだったんだ……君は僕が傷つけば心配してくれるもんね……優しい顔で、僕だけをじっと見つめて慈しんでくれる」


「君が……君だけは僕を必要としてくれるから……君がもっと僕を見てくれるから……だから僕は耐えられたんだ!傷を負えば負うほど!君が僕に依存してくれるから!!この痛みも!この苦しみも!全ては君が僕だけのモノになるための試練なんだね!!」


「あぁ……サチコちゃん……サチコちゃんサチコちゃんサチコちゃんサチコちゃんサチコちゃんサチコちゃんサチコちゃんサチコちゃんサチコちゃんサチコちゃんサチコちゃん!!」


 こいつ……やべぇ。早くなんとかしねぇとサチコが危ねぇ!!


 何があったが知らねぇが、こいつは精神がイカれるぐれぇの苦痛かなんかを受けていたんだろう。んで、未来視で見たサチコの姿に依存することで何とか正気を保ってたってとこか。が、それにしたって……。


「イカれてやがる」

「お前も大概だからな」

「何か言ったか?」

「いや何も……」


 電波チビは気持ち悪い笑みを携えたままブツブツと呟いている。


「じゃあ邪魔者は早く消さなきゃね。そして二人だけの世界で一緒になろう。僕とサチコちゃんの2人だけの世界で……ずぅっとずぅっと一緒に過ごすんだ……サチコちゃん、サチコちゃん……ふふふふふ」


 電波チビの周囲に黒いマナが充満する。そのマナは奴の精霊であるプレゲトーンを包み込み、マナが循環し始めた。


 精霊とのマナの循環……んならやる事は1つだ。なるほど、だから奴は降魔炎の盾を使わなかったのか。


「プレゲトーン!レベルアップだよぉ!」


 モンスターのレベルアップには、フィールドにいるモンスターを1体にする必要がある。だから奴はあえて身を守らなかったのか。


「冥府に流るる燃え盛る炎よ!破壊の神に月の刃を賜りて生まれ変われ!さぁ!ムカつく奴らをぜぇんぶ燃やしちゃえ!!進化せよ!!レベル4、ラルヴァナ!!」


 プレゲトーンを包み込んでいた黒いマナが晴れ、現れたのはラルヴァナと呼ばれるモンスターだった。


 進化する事で攻撃力が上がったのか、ラルヴァナの攻撃力が7から8になっている。つぅうことは、元々の攻撃力は3になんのか。


 なんにせよ、奴の攻撃は全て終わっている。MPも0だ。レベルアップした事により体力が5回復し、現在のラルヴァナの残り体力は8になってるが、レベルアップモンスターは体力が0になっても1度だけ1残して場に残る事が出来る。それを使って俺のフェイズを防ぐつもりか?


「まだ終わりじゃない!!言っただろ!1フェイズで終わらせるってねぇ!!僕は手札から道具カード熱分解の実験器具を使用するよ!デッキからカードを5枚ダストゾーンに送り、その枚数分のMPを回復する!!」


 奴のMPが0から5になる。ラルヴァナのレベルは4。これで奴はモンスタースキルが発動できるようになった。


「更に僕は手札の熱された鉄屑!降魔炎の盾!炎の襷を魔炎斧で破壊!破壊!破壊ぃ!!」


 奴の手札が全てダストゾーンに送られ、0になる。


「熱された鉄屑の効果を発動!自身のデッキにある装備カードと同じ装備カードとして扱う!フェイズ終了時は破壊され、ダストゾーンに送られる!僕はデッキにある熱鉄屑の盾を選択!ダストゾーンに存在している炎の装備カードの枚数分、相手からの効果ダメージを軽減する!」


 電波チビのダストゾーンに存在している炎属性の装備カードは全部で11枚。合計11ダメージを軽減すんのか。


「降魔炎の盾の効果発動!このフェイズ中、1度だけ相手からのダメージを半減する!そして炎の襷の効果も発動!攻撃が終了したモンスターを再攻撃させる事ができる!!」


 再攻撃したとしてもラルヴァナの今の攻撃力は8。ブラックの残り体力は13だ。体力を全て削る為にはまだまだ足りねぇ。が、奴はこのフェイズで片を付けると言っていた。そして、MPを回復させている。手札も0。ならば、考えられる手段は1つだ。


「僕はMP4を消費してラルヴァナのスキル憤怒のマグマを発動!自身の攻撃力の数値に、自身のダストゾーンにある炎属性の装備カードの枚数分の数値を加算する!そして、この攻撃は相手フィールドにいる全てのモンスターに与える!!」


 これでラルヴァナの攻撃力が19になった。これを食らえばブラックの体力は0、カウンター攻撃も4しか通らねぇ。そのまま受けりゃあ詰みだ。


「死ねぇえええぇぇぇ!!」


 が、そりゃそのまま受ければの話だ。


「俺を倒すにゃ詰めが甘ぇ」


 俺はマナを放出し、ブラックのマナと循環させる。


「ブラック!レベルアップだ!!」

「よしきた!」


 俺のマナがブラックを包み込む。


「地獄の番犬よ!地獄の業火で全てを焼き尽くせ!!進化せよ!レベル5、ヘルハウンド!!」


 ヘルハウンドに進化したブラックが遠吠えを上げる。


「MP5を消費してヘルハウンドのスキル、死炎を発動!」


 電波チビが馬鹿みてぇに攻撃してきたお陰でMPは10も溜まっている。存分に使わせて貰おうじゃねぇか!


 奴の攻撃力も、装備カードによる守りも、その根源はダストゾーンの炎属性の装備カードによるモノだ。なら、そのカードを全部奪っちまえばいい。


「自身及び相手のダストゾーンにある炎属性のカードをゲームからドロップアウトさせ、このフェイズ中、その枚数分の攻撃力を得る!」

「なっ!?」


 これでラルヴァナの攻撃力は8に戻る。奴のダストゾーンの炎属性カードは13、俺のダストゾーンには1枚。俺のヘルハウンドの元々の攻撃力は4。合計で18になった。


「けど、レベルアップしたならブラックドッグの死への誘いの効果はなくなってる筈だ!君のカウンター攻撃は受けない!!」

「あ?何言ってんだ?」





「言っただろ。てめぇにゃ1フェイズで十分だってな」



 俺は残りのMP5を消費してヘルハウンドのスキルを発動させる。


「ヘルハウンド、死の誘引を発動だ」


 死の誘引の効果は死への誘いとほぼ同じだ。違うのは対象が1体か全体かの違いだけだが……まぁ、相手モンスターは1体しかいねぇし、意味はねぇか。


 今のヘルハウンドの攻撃力は18。奴の攻撃力は8。合計26のダメージがラルヴァナに跳ね返る。残り体力が8しかねぇラルヴァナじゃあ、降魔炎の盾の効果で半減しても意味はねぇ。


「てめぇじゃ相手にならねぇ、失せろ」


「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」


 ヘルハウンドの攻撃の余波でマナ石に亀裂が入る。


「まだだ……まだ僕は負けて、ない」


 奴は地べたを這いずりながら、往生際悪くカードに触れる。


「が、はぁ……はぁ、はぁ……ははは、ぼ、僕は……プレゲトーンのカードを取り除いて……ラルヴァナの体力を1残し、て……ごふっ……え……なん……っ!?」


 それは意味のない行動だった。奴の焼死者の首飾りの効果が発動し、残った体力が1から0になる。


「そ、んな……いや、だ……やだよ……サチ、コ……ちゃ……」


 電波チビば力尽きたように倒れた。マッチの終わりを知らせるかのようにマナ石が崩壊する。俺はその光景を無言で眺めていた。



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