知恵者・樗里子と当時の情勢
少しだけ、個人の感想と補足を。
この時代、西の
秦は同盟したり、攻めたり、外交政策が一定していません。これは内部の
樗里疾という魅力的な人物について少しだけ触れておきましょう。『
樗里子という人は、名は
滑稽とは、当時の意味で弁が立つことを指し、
一説には滑稽とは酒をつぐ
『史記』には確か滑稽列伝があったようにも思いますが、申し訳ありませんが、まだ読んだことがなくあやふやです。ともかく、計略が
優秀な人物で、戦いや、攻略戦でも実績を残し、ついには
その知恵者、樗里子が昭王の七年に亡くなっています。ここに時代は本格的に
樗里子は
「のち百歲ほどして、ここは多分、
彼の言葉として残っているのは、これだけです。何か予言なのですが、あとからこじつけたようにも見えます。
ただ樗里子・疾の
どこまで本当かわかりませんが、ともかく、相当の知恵者だったといえるでしょう。彼が
一方、秦がやや乱れる間、楚は態度をはっきりさせず、秦についたり、齊についたりしています。人質も、どんな理由があったのか、一旦太子を秦に入国させながら、逃げ帰らせた上に齊に人質とするようなことをしています。これが秦の怒りを呼ぶのは、間もなくのことです。
趙は西北に勢力を拡大し、
ま、簡単に私の感想を述べましたが、歴史の河の流れは、大きなうねりを描きつつ、
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