秦誓
(参考に載せておきます。興味の無い方は飛ばしてください)
秦国の
敗北した秦の軍隊は、やがて
秦の
「ああ!わが戦士たちよ、きけ、さわがないでくれ!
わたしは君たちに言わなければならないことがあるが、そのはじめに誓い、君たちに告げよう。
いにしえの人に格言がある『民がことごとくしたがってくれるならば、国家の利益は多い』と。だからわたしの言うことを聞いてくれ
戦いに負けたのはお前たちの責任だ、そう人を責めることは簡単だが、わたしが負けの原因だった、そう自分が責任を受けとめて、水が流れるがように自分を変えていく、これはむずかしいことだ。
わたしの心が
戦いの前、過去の教訓を教えてくれ、わたしをとどめてくれた人は、わたしの憎しみの対象にはなっていない。目先の今だけのことで戦争をそそのかした人を、しばし身近に置いたのがいけなかったのだ。
だがそうではあったからこそ、これからは国家の大計は、この黄色い髮の老人(過去の教訓を
冷静沈着で慎重な戦士は、
血気盛んで戦い好きな無謀な戦士は、
口先が上手で人の意見をころころと動かし、君子をして言葉を変えさせる、わたしのもとにそんな家臣がたくさん、たくさんおり、戦いを起こしてしまったことは、ぼんやりとしていたわたしが明確な臣民の基準・理想を持っていなかったからだ。
もし目立たないものがいたとする。彼の心の
ある人の技を、自分がこれを持てるように努力するか、認めて生かしてやり、
ある人の技を、嫌い、憎んで、足を引っ張り、
国家の状態は、このように一人の人間に由るのだ、国家の繁栄はこのような一人の人間の努力によるのだ。」
だから皆よ、この誓いを覚えておいてくれ
そう、穆公は皆に語り、皆と国を変えていこう、そう誓われたのです。
『
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