長編の進捗:378692(+691)

倉橋由美子の短編を読んでいたら、禾黍という言葉が出てきた。

禾黍はカショと読み、いね(禾)ときび(黍)のことである。


ショ油油ユウユウという成語もある。

さいきんの中国人が「加油! 加油!」とよく言っているので、新しい言葉かと思ったら、二千年前の史記という書物に出てくる由緒ある言葉のようだ。

「稲ときびが、成長してつやつやしている」(漢語林)という意味らしい。


ちなみに、油断は、「ゆたに」という江戸言葉が由来で、漢字に意味はない。

そのために、「油断大敵」の「油断」がどういう意味なのか悩んだ中国人が、昔いたそうだ。高島俊男が書いていた。

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