第13話 登場人物が多くなってしまう時、読者に『これ誰だっけ?』と思われない方法

 今回も読者様からのお悩み相談です。


 【登場人物が多くなってしまう時、読者に『これ誰だっけ?』と思われない方法】


 とのこと。


 ほへー。その様な【悩み】を持たれるんですね。


 私自身も勉強になります。


 【問題点】は2つあります。


 ①読者に【忘れられる】程度のキャラクター、という【問題点】ですね。


 【結論】から言えば、【魅力の無いキャラクター】なんですよ。


 ですから、取るべき【手段】は


 ①加筆修正してキャラクターの魅力を底上げする。


 これで読者から【忘れられない】キャラクターに生まれ変わります。


 ②そもそも物語において【重要】なキャラクターではない。


 という問題点ですね。


 言い換えれば【読者に忘れられても良いキャラクター】です。


 これは【重要なキャラクター】を、より魅力的にする為の【添え物】的なキャラクターですから、【割り切る】しか無いですね。


 【忘れてもらって、結構】


 と【割り切る】ことです。


 ③そもそも、その【忘れられる】程度のキャラクターを出演させる意味があるのか?ですね。


 言い換えれば【物語に必要の無いキャラクター】を出演させてないのか?ということです。


 つまり【何の目的で、そのキャラクターを演出させたのか?】ということです。


 そこを【理論的論理的】に【言語化】して【説明】できないなら、そもそも【出演】させる必要が無いんですよ。


 以上が、【問題点】の1つ目の話です。


 【問題点】の2つ目は


 【所属を作ること】です。


 現実社会でも、【所属】から人を覚えてますよね?


 【○○会社の○○さん】


 と、私たちは【所属】から人を覚える【生き物】なんです。


 ですから【読者から忘れられる】程度のキャラクターでしたら、読者に強い印象を与える【所属】を提示したり、または何度も【所属】を提示して【所属を覚えてもらう】という手段が取れます。


 以上が【問題点】の2つ目の話です。


 この【問題点】の2つを組み合わせて


 【魅力的なキャラクター】かつ【魅力的な所属】を読者に提示することで


 【物語が動き出す】


 のです。


 『銀馬車の紙商人』でしたら、【ミリス】というキャラクターの【所属】を提示しています。


 【迷宮都市ハリス】


 【商業ギルド】


 【御三家】


 【ミランダ商会】


 【ミリス商会】


 などなど、【所属】を沢山つくり、読者に【所属】を覚えてもらうのです。


 そして【読者に覚えてもらった所属】を利用して、下位のキャラクターも【出演】させれば


 【あぁ、○○の所に所属していたキャラクターだったな】


 と読者は【連想】からキャラクターを思い出せます。


 現実社会の私たちもそうですよね?


 【あぁ、○○会社の○○さんだったな】


 と。


 読者の【連想】を利用することで、【問題点】を解決できるのではないでしょうか?


 今回の話は以上!


 今回の話が役に立ったなら~中略~なろうの『銀馬車の紙商人』にポイントを付けてくださいね!

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